売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E05483 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
 (1) 業績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、旺盛なインバウンド需要、円安を背景とした輸出型企業の好調な業績などにより、緩やかな回復基調で推移しております。一方で、物価高による消費マインドの停滞や、米国の通商政策の動向など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 

このような環境の中、当社グループは、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するフューネラル事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するフォトブック事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指す空中ディスプレイ事業、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。

(フューネラル事業)

当事業におきましては、自社営業による新規顧客獲得を確実に推し進めたものの、全国的な葬儀施行件数減少の影響を受け、主力である画像処理収入は前年同期に比べ減少いたしました。それに伴い、額やペーパーなどのサプライ用品の売上も苦戦した一方、遺影写真出力用システムやサイネージ機器などハードウェアの売上は好調に推移いたしました。

葬儀市場にITテクノロジーを活用した「葬テック」としてリリースしております「tsunagoo」は新規契約件数は目標に達しなかったものの、「tsunagoo」利用による収入は着実に増加しております。最新AIを利用した新サービス「snapCINEMA」は導入件数を確実に伸ばしております。

利益面につきましては、画像処理収入の減少に伴う粗利の減少が響き、またクラウド利用料や各種ソフトウェアの利用料の増加などにより、セグメント利益は前年同期実績を下回りました。

以上の結果、売上高は1,565,136千円(前年同期比99.3%)、セグメント利益は245,277千円(前年同期比80.4%)となりました。

 

(フォトブック事業)

当事業におきましては、プロフェッショナル写真家向け市場は「アスカブック」、一般消費者向け市場は「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真からフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。

プロフェッショナル写真家向け市場では、主力であるウェディング市場は、挙式規模の縮小傾向や写真のデジタル化傾向により厳しい環境にあります。そのような中、契約件数の着実な増加に加え、大手顧客を中心に写真関連の周辺業務を担うBPO型サービスの提案を進め、レタッチソフトの導入やデータ納品サービスの浸透に努めてまいりました。また、10月にはBtoB向け製品の価格改定を実施いたしました。

一般消費者向け市場についても、依然として厳しい環境が継続している中、価格改定による受注量への影響を最低限に留めるとともに、新製品のリリース、推し活EXPOへの出展、ファンミーティングの実施など各種施策を進めてまいりました。また、写真集発注用ソフトウェア「MyBookEditor」の新バージョンの開発を進めております。一方バーチャルビジネス分野では、連結子会社である株式会社BETは、米国市場のマーケティングなどの取組を進めておりますが、ライバー獲得費用の増加や男性ライバー事務所の立ち上げ遅れの影響を受け、想定に比べ苦戦しております。

利益面につきましては、原材料価格高騰や人件費上昇の影響はありますものの、価格改定に加え、固定費の削減、生産効率向上への継続的な取組の成果もあり、セグメント利益は伸長いたしました。

以上の結果、売上高は1,707,573千円(前年同期比98.2%)、セグメント利益は231,572千円(前年同期比120.8%)となりました。

 

(空中ディスプレイ事業)

当事業におきましては、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指しており、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれを開発、製造、販売しております。

経営体制の変更に伴い、営業体制の強化や営業方針の修正を行い、その立ち上げ準備を踏まえ積極的な活動を進めてまいりました。国内における営業面につきましては、XRチームと合流し、空中結像の体験価値を訴求し、コンテンツや筐体を含めたパッケージでの提供を進めるなか、展示会で提案いたしました、地域や企業のソリューションとして有効な「観光」「エンタメ」「教育」分野における最先端のコミュニケーション体験の可能性について自治体などに向けフォローアップを進めました。海外では、台湾市場でのマーケティングを進めるとともに、戦略パートナー連携に向けて交渉を実施してまいりました。エンターテイメント分野においては、SNSの情報発信を積極的に行うとともに、BtoC向けパッケージ製品「浮空ライブステージHome」の試作販売を開始し、BtoB向けの「浮空ライブステージ匠・MAX」とともに、その拡販に向けた活動を加速しております。また、自社主催イベント「第2回おりづるVTuberフェス」を規模を拡大して実施し、あわせて地域創生イベントとして連携自治体への営業を進めてまいりました。

製造・開発面につきましては、自社技術開発センターにおいて大型サイズのプレートの試作を進めておりますが、進展の長期化を課題認識しております。また、能動系技術など新技術の特許申請に加え、試作品を製作し、戦略パートナー獲得に向けた準備を進めてまいりました。

損益面につきましては、XRチーム合流による人件費の増加や能動系を中心とした特許関連費用の増加があったものの、売上案件の採算性が改善し、海外展示会の出展抑制や、前期の減損損失計上に伴う減価償却費の減少により、セグメント損失は前年同期より若干縮小いたしました。

以上の結果、売上高は49,282千円(前年同期比55.3%)、セグメント損失は145,294千円(前年同期は151,865千円の損失)となりました。

 

以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は3,317,357千円(前年同期比97.5%)となり、利益面につきましては、フォトブック事業のセグメント利益が回復したことを主要因として、経常利益は51,421千円(前年同期比266.6%)、親会社株主に帰属する中間純利益は23,482千円(前年同期比1,043.9%)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

当中間連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ94,529千円減少し、6,254,697千円となりました。これは主に、印刷設備の購入等により有形固定資産が165,174千円増加した一方で、自己株式の取得等により現金及び預金が370,571千円減少したことによるものであります。

当中間連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ37,666千円増加し、1,000,538千円となりました。これは主に、未払金が101,005千円増加したことによるものであります。 

当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ132,195千円減少し、5,254,158千円となりました。これは主に、自己株式の取得98,973千円及び剰余金の配当109,932千円によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ370,571千円減少し、1,311,301千円となりました。なお、当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において営業活動の結果獲得した資金は、95,685千円となりました。これは主に、売上債権の増加32,200千円、未払消費税等の減少31,907千円を計上した一方で、税金等調整前中間純利益50,019千円、減価償却費139,881千円を計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は、256,231千円となりました。これは主に、生産設備購入など有形固定資産の取得による支出191,542千円、敷金保証金の差入による支出71,187千円を計上したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は、210,025千円となりました。これは主に、配当金の支払額110,037千円、自己株式の取得による支出99,269千円によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は97,881千円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。