E03406 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当中間連結会計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)における日本経済は、個人消費やインバウンド需要の回復基調が続いたものの、記録的な猛暑や物価上昇、人手不足などの影響により、飲食業界全体では依然として厳しい経営環境が続きました。こうした環境の中、当社グループは、「中期経営計画2030」の初年度として掲げた生産性向上および事業基盤の強化・拡大に向けた施策を推進するとともに、各事業において従来から取り組んできた付加価値提案の強化や価格適正化などの施策を通じて、収益機会の拡大を進めました。
レストラン事業につきましては、「メゾン ポール・ボキューズ」(代官山)のリニューアルに伴う休業の影響により売上が前年同期を下回ったほか、企画展の集客力の違いにより国立新美術館内店舗の売上が想定を下回りました。一方、これらの特殊要因の影響を受けない既存店につきましては、記録的な猛暑により夏季の集客は一部で伸び悩んだものの、各種施策の効果により堅調に推移し、売上は当初計画および前年同期をともに上回りました。
ブライダル事業につきましては、「メゾン ポール・ボキューズ」(代官山)のリニューアルに伴う休業等の影響により実施組数は前年同期を下回りましたが、招待人数の増加を促す施策により1組あたりの参列者数が増加したことに加え、飲食の単価向上施策が奏功した結果、組単価が上昇し、売上は前年同期および当初計画を上回りました。なお、下期および来期以降に向けた婚礼獲得営業につきましても、リニューアル効果が寄与し、好調に推移しております。
ホテル事業につきましては、2024年7月1日のホテル資産譲渡に伴いMC契約(マネジメント契約)へ移行したことから、譲渡日以降の売上は当社に計上されず、前年同期との単純比較では大幅な減収となりました。各ホテルの運営状況につきましては、同等価格帯のホテル開発が進むなど競争環境が一段と厳しくなる中、価格改定により客単価は上昇したものの、一部施設では稼働率が低下し、売上は前年同期および当初計画を下回りました。なお、対策として、市場動向に応じた価格戦略の見直しや、価値向上に向けたサービス改善、情報発信の強化等に取り組んでおります。
その他事業につきましては、新たな収益機会となる「カフェディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック」等の運営受託事業が堅調に推移したことにより、売上は概ね当初計画どおりとなりました。
利益面につきましては、増収効果に加え、戦略的な人財投資として全社員を対象としたベースアップを実施した一方、「中期経営計画2030」で掲げる生産性向上の取り組みが着実に進展し、人件費の適正化およびコストコントロールの効果が現れたことから、営業損益・経常損益とも当初計画を上回りました。さらに、税制上の効果も寄与した結果、当期純利益は当初計画を大幅に上回りました。
これらの結果、当中間連結会計期間における当社グループの業績は、売上高4,466百万円(前年同期比19.6%減、当初計画比0.9%増)、営業損失66百万円(前年同期50百万円の営業損失、当初計画126百万円の営業損失)、経常損失67百万円(前年同期129百万円の経常損失、当初計画136百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純損失28百万円(前年同期1,676百万円の中間純利益、当初計画152百万円の中間純損失)となりました。MC契約への移行により前年同期比では減収となったものの、売上および各段階利益は当初計画を上回る着地となりました。
なお、ホテル事業のMC契約への移行に伴い、譲渡日以降の収益は運営受託報酬として「その他」セグメントに計上しておりましたが、当中間連結会計期間より報告セグメントの区分を見直し、単一セグメントとして開示しております。このため、セグメント別の経営成績の記載を省略しております。
当中間連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ661百万円減少し、11,480百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,366百万円減少し、固定資産、原材料及び貯蔵品がそれぞれ、466百万円増加、290百万円増加したことによるものであります。
負債合計は前連結会計年度末に比べ622百万円減少し、5,624百万円となりました。これは主に、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が586百万円減少したことによるものであります。
純資産は前連結会計年度末に比べ38百万円減少し、5,856百万円となりました。これは主に、利益剰余金が28百万円減少したことによるものであります。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,366百万円減少し、5,279百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、支出した資金は857百万円(前年同期は572百万円の支出)となりました。これは主に、棚卸資産の増加が290百万円(同125百万円の増加)、未払消費税等の減少が586百万円(同11百万円の増加)となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は391百万円(前年同期は12,259百万円の獲得)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出が246百万円(前年同期は144百万円の支出)となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は116百万円(前年同期は10,668百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が115百万円(前年同期は14,481百万円の支出)となったことによるものであります。
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
①主要な設備の新設
②主要な設備の改修
前連結会計年度末において計画中であった提出会社のメゾンポール・ボキューズの改修工事につきましては、2025年9月に完了しております。