売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03509 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景に株式市場が活況を呈し、雇用・所得環境の改善も相まって緩やかに回復している一方で、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など海外景気の下振れがリスクとなっており、不透明な状況が続いております。

小売業界においては、人流の回復やインバウンド消費の拡大等により堅調な需要が続いているものの、人件費をはじめとした各種コストの高騰が重荷となっており、今後の経営環境は引き続き厳しい状況が予想されます。

このような状況のもと、当社グループは引き続き徹底したローコストでの店舗運営を推進すると共に、JV商品(※)やオリジナル商品の取扱強化、並びに居抜き物件主体のスクラップ&ビルド推進による店舗数拡大を図り、「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」との企業理念の下、地域における生活便利店としてチェーンストア経営に注力して参りました。

当第1四半期連結累計期間の売上高は、主力商品であるペットボトル飲料の販売自体は引き続き好調に推移したものの、飲料比率が高まったことによる一部商品配送の混乱と商品ラインナップの偏りなどにより、売上の伸びが計画を下回る結果となり前年同期比減収となりました。また、利益面においては、ローコスト経営による各種コストの抑制や水道光熱費等の低減効果等もありましたが、売上高および売上総利益の減少を補うには至らず、前年同期比減益となりました。現在自社物流の適正化に向けて、トラックの増車や配送システムの一部見直し等具体的な対応策を進めているところです。

出店状況については、5月に東京都東村山市の「東村山青葉町店」が開店し、直営店舗数は113店舗となりました。

また、当社オリジナル商品である「尚仁沢の天然水」については、引き続き好調な販売を維持しているほか、新たなPB商品として「はじける強炭酸水(天然水の炭酸水)」を投入し、好調に売り上げを伸ばしております。子会社株式会社尚仁沢ビバレッジにおいては、計画通り既存設備の一部入替を実施、当該設備投資に係るコストについても吸収し製造原価の低減を継続しながら、連結業績に大きく貢献しております。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間は、売上高7,213,839千円(前期比1.1%減)、営業利益313,982千円(同13.0%減)、経常利益323,722千円(同12.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益198,511千円(同14.0%減)となりました。

なお、当社グループにおいては、小売事業以外の重要なセグメントはありませんので、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。

(※)JV(ジェーソン・バリュー)商品

当社グループの特別な集荷努力により、お客様と当社グループ双方にとってより有利さを実現した商品。

 

②財政状態の状況

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて761,250千円増加し、11,527,612千円となりました。これは主に、商品及び製品が317,287千円、現金及び預金が248,820千円及び売掛金が134,884千円増加したこと等によります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べて729,290千円増加し、5,374,686千円となりました。これは主に、買掛金が481,530千円、短期借入金を含む有利子負債が164,449千円増加したこと等によります。

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて31,959千円増加し、6,152,925千円となりました。これは、利益剰余金が31,959千円増加したことによります。

 

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。