売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00531 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたことで行動制限の制約が解除され経済活動は正常化に向かっているものの、長期化の様相を呈している原燃料価格の高騰、円安に伴う物価の上昇、世界経済における収束の見えないウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化、中国経済の下振れ懸念等の影響により、先行きは依然として不透明な状況が続くと見込まれます。

 このような状況のもと、当社は引続き各部門において2020年5月13日開催の取締役会で決議した事業再構築策の実行により収益改善に取り組んでおります。中国販売の不振や原燃料価格の高騰・円安に伴う物価の上昇等の長期化の影響を受け販売面・利益面共に苦戦が続いておりましたが、持ち直しの動きが見られるようになってまいりました。

 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は売上高2,286百万円(前年同四半期比0.4%減)となり、営業損失43百万円(前年同四半期は営業損失108百万円)、経常利益4百万円(前年同四半期93.0%減)、事業撤退損1,299百万円の計上等もあり親会社株主に帰属する四半期純損失1,306百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失710百万円)となりました。

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

①繊維

 繊維部門につきましては、売上高1,108百万円(前年同四半期比11.0%減)、セグメント損失117百万円(前年同四半期は46百万円のセグメント損失)となりました。

②不動産

 不動産部門につきましては、売上高857百万円(前年同四半期比15.1%増)、セグメント利益577百万円(前年同四半期比23.8%増)となりました。

③食品

 食品部門につきましては、売上高84百万円(前年同四半期比25.3%減)、セグメント損失55百万円(前年同四半期は42百万円のセグメント損失)となりました。

④その他

 その他部門につきましては、売上高237百万円(前年同四半期比22.6%増)、セグメント損失71百万円(前年同四半期は40百万円のセグメント損失)となりました。

(2) 財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、流動資産の減少等により前連結会計年度末に比べ909百万円減少し、18,809百万円となりました。負債は流動負債の増加等により前連結会計年度末に比べ478百万円増加し、17,642百万円となりました。また、純資産は前連結会計年度末に比べ1,387百万円減少し、1,166百万円となりました。

(3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(4) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(6) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、150百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。