E21259 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)
が判断したものであります。
また、第1四半期連結会計期間において、株式会社ジャパンギャルズの全株式を取得し連結子会社化したことによ
り、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度末との比較分析は行って
おりません。
当第2四半期連結累計期間(2023年7月1日~2023年12月31日)におけるわが国経済は、個人消費やインバウンド
需要が回復するなど社会経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調となりました。一方、原材料価格の高騰
による物価の上昇、円安の長期化など、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループの第2四半期連結会計期間における売上高は、旅行需要の拡大、インバウン
ド需要が拡大したことから、外国人による売上やトラベル商品の売上が好調に推移しました。また、昨年2月より販
売開始した「BRUNOカタログギフト」は12月の単月売上が過去最高の販売額となりました。
ライフスタイル商品ブランド『BRUNO』は、海外販売において、11月より中国の3つの大手ECプラットフォ
ームにECサイトを立ち上げ、代理店を通さない直接販売をスタートさせました。開始から一ヶ月で「電動ミルクコ
ーヒーメーカー」「軽量ステンレススクリューボトル」がEC内のカテゴリー第1位、第2位を獲得、またインフル
エンサーや口コミサイトで「BRUNO」ブランド商品の露出が増える等、中国での「BRUNO」ブランドの認知
度が着実に広まっております。今後は、2024年前半にさらに7つの大手ECプラットフォームにECサイトを立ち上
げ、また中国の大手企業とのコラボ計画も進める等、「BRUNO」ブランドの認知度をさらに向上させ、売上を飛
躍的に伸ばせるよう施策を推進してまいります。国内販売は、水筒・ボトル類等アウトドア関連商品や、調理用品、
コーヒー用品、シーズン家電の売上が前年同期を上回る一方、キッチン家電、インテリア家電の売上は巣ごもり需要
の落ち着きの影響もあり、伸び悩みました。これらのことから『BRUNO』の売上高は前期比82%となりました。
トラベル商品ブランド『MILESTO』は、旅行需要の回復や、外国人観光客の増加により、観光地の店舗を中
心に「キャリー」や「トラベルバッグ」など各種トラベル関連商品の売上が伸び、また自社ECサイトや国内卸販売
でも、前年同期より売上を伸ばし、『MILESTO』の売上高は前年同期比141%と大きく拡大しました。
これらの結果として、当グループの売上高は6,349百万円(前年同期は8,685百万円)となりました。
利益につきましては、円安、原材料高に起因する原価率上昇などの影響もあり、営業利益34百万円(前年同期は253
百万円の利益)、経常損失93百万円(前年同期は77百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失135百万円
(前年同期は547百万円の利益)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産の残高は、11,147百万円となりました。
流動資産は、8,804百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が1,611百万円、受取手形及び売掛金が
2,001百万円、商品及び製品が2,888百万円、短期貸付金が1,569百万円となっております。
固定資産は、2,343百万円となりました。その主な内訳は、有形固定資産が218百万円、無形固定資産が1,553百万
円、投資その他の資産が571百万円となっております。
流動負債は、3,048百万円となりました。その主な内訳は、支払手形及び買掛金が673百万円、短期借入金が1,272百
万円、1年内返済予定の長期借入金が312百万円となっております。
固定負債は、2,814百万円となりました。その主な内訳は、長期未払金2,000百万円、長期借入金787百万円となって
おります。
純資産は、5,284百万円となりました。
セグメントの業績は以下の通りであります。
住関連ライフスタイル商品製造卸売事業は、子会社ジャパンギャルズにつきましては計画を上回ったものの、当社
卸売販売の国内販売におきましては、Eコマース販売を主とする得意先および専門店を有する得意先において巣ごも
り需要の落ち着きから売上が減少いたしました。また海外販売は、前述の通り中国等アジア圏における販売体制の見
直し等の影響もあり売上が減少いたしました。結果として住関連ライフスタイル商品製造卸売事業の売上高は3,284百
万円(前年同期は5,045百万円)、営業利益は220百万円(前年同期は323百万円)となりました。
住関連ライフスタイル商品小売事業は、Eコマース販売において、前述の通り、ギフトカタログ販売が好調に推移
しております。また、コラボレーション企画商品、新規向けの広告を強化するなど各種施策を実施いたしました。一
方、楽天、Amazon等のモールサイトは巣ごもり需要が一段落したこともあり売上は減少、結果としてEコマー
ス販売の売上高は前年同期比85%と下回りました。一方直営店販売の売上高は旅行需要の回復や出張機会の増加によ
り、「キャリー」や「トラベルバッグ」など『MILESTO』のトラベル関連商品の売上が拡大、外国人客の売上
も伸びたことにより、前年同期比123%と上回りました。これらの結果として、住関連ライフスタイル商品小売事業の
売上高は3,041百万円(前年同期は3,526百万円)、営業利益は406百万円(前年同期は523百万円)となりました。
デザイン事業においては、売上高は23百万円(前年同期は113百万円)、営業利益は23百万円(前年同期は113百万
円)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は1,607百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、87百万円となりました。これは主に売上債権の増加(474百万円)及び棚卸資産の
増加(189百万円)等があったものの、法人税等の還付額(465百万円)や利息及び配当金の受取額(20百万円)等が
あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,143百万円となりました。これは、連結範囲変更を伴う子会社株式取得による支
出(759百万円)、短期貸付金の増加(319百万円)及び有形固定資産の取得による支出(59百万円)等があったこと
によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、425百万円となりました。これは主に、長期借入による収入(100百万円)があっ
たものの、短期借入金の純増減(△230百万円)及び長期借入金の返済による支出(118百万円)等があったことによ
るものであります。
当第2四半期連結累計期間において該当事項はありません。