E27215 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復による観光業界の特需や株高など明るい話題もありましたが、更なるインフレの進行や中国の景気減速に伴う輸出産業の停滞、能登半島地震の発生など引き続き厳しい景況感で推移致しました。
美容サロン業界におきましては、ハレの日需要など徐々にコロナ禍前の状態に戻ってきており、来店客数の増加や顧客単価の上昇など、緩やかではありますが回復基調が続いております。
そのような状況下、当社グループではサロンビジネスの繁栄に貢献するべく、取扱商品数の拡大、利便性の向上、提供サービスの強化等に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は21,662,150千円(前年同期比13.2%増)、売上総利益は5,489,394千円(前年同期比12.7%増)、営業利益は1,170,755千円(前年同期比40.4%増)、経常利益は1,180,400千円(前年同期比41.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は774,404千円(前年同期比43.3%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTYGARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、各グループ会社を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン等向けに提供しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、商品ラインナップの拡充とECサイトの更なる進化・改善に努めるとともに、WEBマーケティングにも注力し、美容商材流通のプラットフォーマーとしての役割を強化してまいりました。
この結果、物販事業全体としての売上高は17,973,563千円(前年同期比14.3%増)、セグメント利益は1,053,551千円(前年同期比49.6%増)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより、東京・金沢・名古屋・大阪・福岡の5拠点において店舗設計・工事施工管理を提供しております。トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計の提案を行うことで美容サロンにおける独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当第3四半期連結累計期間におきましては、美容サロンを中心に順調に案件を獲得する一方で大型案件数の減少もあり平均顧客単価が下落しました。
この結果、当事業の売上高は2,274,961千円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益は88,916千円(前年同期比22.3%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして、開業プロデュース、居抜き物件仲介、決済支援、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介、提携ビジネスカード、低コスト電力の供給、マーケティング支援サービス等の各種ソリューションサービスを、各種専門WEBサイトと全国主要都市のショールームと法人営業部隊、各グループ会社を通して提供しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、店舗リース、提携ビジネスカード、損害保険を中心に各サービスが堅調に伸長したことにより、当事業の売上高は1,413,624千円(前年同期比22.3%増)、セグメント利益は178,897千円(前年同期比14.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.9%増加し、10,019,695千円となりました。これは、主に現金及び預金と売上債権は減少したものの、棚卸資産の増加があったことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて16.7%増加し、2,712,646千円となりました。これは、主に有形固定資産及び無形固定資産の償却による減少があったものの、投資その他の資産が増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて8.4%減少し、4,087,620千円となりました。これは、主に仕入債務と未払法人税等の減少によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて34.5%増加し、1,824,049千円となりました。これは、主に長期借入金と契約負債の増加によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて9.2%増加し、6,820,672千円となりました。これは、主に配当金の支払に伴い利益剰余金の減少202,223千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加774,404千円があったことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は製造原価によっております。
当第3四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は仕入価格によっております。
当第3四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
当第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。