SFPホールディングス株式会社

ブランドなど:磯丸水産鳥良とりよし
小売業飲食店プライムTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31029 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類感染症に移行されたことで、人流が徐々に拡大し、インバウンド需要の増加等も相まって緩やかな回復の兆しが見えています。一方で、世界的な資源価格の上昇や為替変動による物価上昇などにより、依然として不確実な状態が続いております。

外食産業におきましては、インバウンド需要が引き続き旺盛であり、売上はコロナ前を上回り堅調に推移しております。当社が主に展開する居酒屋業態では、人流回復やインバウンド客の増加により昨年比では売上を伸ばしているものの、団体や深夜帯利用の回復は緩やかなものに留まっております。

このような状況の中で当社グループは、引き続き固定費の増加抑制に努めるとともに、食材価格の高騰を踏まえたメニュー改定や臨機応変な営業時間の見直し、人材採用の積極化など収益性の改善に向けた取組みを推し進めてまいりました。また、出店戦略においては、「ネオ大衆酒場」として小型かつ低投資の業態の開発・出店を継続するとともに、地方都市での出店にも注力しております。

鳥良事業部門においては、「鳥良商店」を1店舗退店し、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は36店舗となり、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,816百万円(前年同期比26.0%増)となりました。

磯丸事業部門においては、「磯丸水産」を2店舗出店いたしました。一方で、「磯丸水産」を3店舗退店いたしました。また、「磯丸水産食堂」をフランチャイズで1店舗出店し、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は直営103店舗、フランチャイズ16店舗となり、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,900百万円(前年同期比31.2%増)となりました。

その他部門においては、「五の五」を3店舗出店したほか、「浜焼ドラゴン」1店舗を「五の五」へ業態転換し、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は30店舗となり、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,077百万円(前年同期比40.8%増)となりました。

フードアライアンスメンバー(連結子会社)においては、株式会社ジョー・スマイルが「前川珈琲レストラン」1店舗を「光の森珈琲」へ業態転換し、「平陽珍」を1店舗退店いたしました。また、株式会社クルークダイニングが「磯丸水産」及び「抹茶館」を各1店舗出店いたしました。一方で、「からあげセンター」を2店舗(うち、1店舗はフランチャイズ)退店いたしました。その結果、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は株式会社ジョー・スマイルが12店舗、株式会社クルークダイニングが14店舗となり、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,515百万円(前年同期比37.2%増)となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間において、店舗固定資産の減損損失260百万円を計上しております。

以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の総店舗数は、直営195店舗、フランチャイズ16店舗となり、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は21,310百万円(前年同期比31.9%増)、営業利益は1,300百万円(前年同期は営業損失1,022百万円)、経常利益は1,452百万円(前年同期比16.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は847百万円(前年同期比10.5%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5,879百万円減少し、11,695百万円となりました。主な増減要因は以下のとおりです。

 

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5,928百万円減少し、4,457百万円となりました。これは主に、現金及び預金が6,224百万円減少したことによるものです。

 

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ49百万円増加し、7,238百万円となりました。これは主に、無形固定資産が38百万円減少した一方で、有形固定資産が51百万円、投資その他の資産が36百万円増加したことによるものです。

 

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ25百万円減少し、3,660百万円となりました。これは主に、買掛金が127百万円増加した一方で、主に未払消費税等の減少によりその他が189百万円減少したことによるものです。

 

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ200百万円減少し、1,148百万円となりました。これは主に、長期借入金が202百万円減少したことによるものです。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5,653百万円減少し、6,886百万円となりました。これは主に、利益剰余金が305百万円増加した一方で、自己株式の取得により5,940百万円減少したことによるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。