売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01461 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されているものの、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが景気を下押しするリスクとなっております。

そのような状況下において、当社グループの主力である道路橋・鉄道橋などの橋梁事業の当年度内予想発注規模の見通しにつきましては、新設関連は第2四半期末時予想の2,700億円から2,750億円(いずれも当社推定値)と変わりはないものの、保全関連では第2四半期末時予想の2,900億円から2,500億円(いずれも当社推定値)となっており、全体としては減少が見込まれるものの、堅調に発注が続いている状況です。

このような環境下、当社グループは技術的難易度の高い特殊架設工法の新設工事受注などにより、受注高は549億61百万円(前年同期比46.3%増)となりました。

また、手持ち工事が概ね順調に進捗したことにより、売上高につきましては523億9百万円(前年同期比19.4%増)となり、損益につきましても営業利益は68億1百万円(同58.2%増)、経常利益は67億89百万円(同50.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億1百万円(同40.9%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(宮地エンジニアリング)

受注高につきましては、348億31百万円(同46.0%増)となりました。

売上高につきましては、303億37百万円(同19.1%増)となりました。

損益につきましては、営業利益は36億14百万円(同19.1%増)となりました。

(エム・エム ブリッジ)

受注高につきましては、201億26百万円(同46.8%増)となりました。

売上高につきましては、219億19百万円(同19.5%増)となりました。

損益につきましては、営業利益は31億72百万円(同150.6%増)となりました。

 

② 財政状態の状況

資産合計は、前連結会計年度末と比較して76億88百万円増加し、707億39百万円となりました。主な要因は、現金預金が28億74百万円、流動資産のその他に含まれる未収入金が14億70百万円それぞれ減少したものの、受取手形・完成工事未収入金等が101億55百万円、投資有価証券が8億41百万円、未成工事支出金が5億82百万円、有形固定資産のその他に含まれる建設仮勘定が6億10百万円それぞれ増加したためであります。

負債合計は、前連結会計年度末と比較して43億2百万円増加し、257億86百万円となりました。主な要因は、支払手形・工事未払金等が15億92百万円、短期借入金が15億円、工事損失引当金が10億54百万円それぞれ増加したためであります。

純資産合計は、前連結会計年度末と比較して33億85百万円増加し、449億53百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が20億円、その他有価証券評価差額金が6億70百万円、非支配株主持分が7億19百万円それぞれ増加したためであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億32百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

宮地エンジニアリングとエム・エム ブリッジの双方において、当第3四半期に技術的難易度の高い特殊架設工法の新設工事などを複数受注できたことにより、受注高については不調であった前年同期を大幅に上回ることができました。