売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02103 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第1四半期連結累計期間におきましては、民生・産業・自動車向けなどの半導体は弱い需要が続きましたが、AI向け半導体需要の伸びがけん引し、半導体市場は全体として回復に向かいました。

一方、300mmシリコンウェーハは、需要の底は打ったものの顧客の在庫調整が続いているため回復は緩く、低調な出荷が継続しました。

200mm以下につきましては、自動車向けを含め需要は引き続き弱く、出荷数量は減少しました。

 

当社グループでは「SUMCOビジョン」の実現に向け、顧客の高精度化要求や製品の差別化に対応した技術開発により、先端製品の高シェアを維持するとともに、AIを活用した生産性向上などコスト競争力の強化にも努めてまいりました。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高93,514百万円(前年同四半期比14.9%減)、営業利益8,693百万円(前年同四半期比66.5%減)、経常利益9,104百万円(前年同四半期比66.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5,055百万円(前年同四半期比86.6%減)となりました。

なお、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

② 財政状態

当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、資産合計は1,180,471百万円(前連結会計年度末比107,384百万円増)、負債合計は540,393百万円(前連結会計年度末比102,833百万円増)、純資産合計は640,078百万円(前連結会計年度末比4,551百万円増)となりました。

資産の増加は、現金及び預金が42,308百万円増加したこと、及び有形固定資産が63,495百万円増加したことが主な要因であります。

負債の増加は、長期借入金が103,751百万円増加したことが主な要因であります。

純資産の増加は、非支配株主持分が2,334百万円減少した一方で、為替換算調整勘定が5,864百万円増加したこと、及び親会社株主に帰属する四半期純利益等により利益剰余金が503百万円増加したことが主な要因であります。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について重要な変更はありません。

 

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1,810百万円であり、連結売上高の1.9%であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 主要な設備

当第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度末から主要な設備の新設等について重要な変更はありません。