アグレ都市デザイン株式会社

ブランドなど:アグレシオ
不動産業住宅スタンダードTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32158 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

なお、当社は、2023年11月21日付でハウスバード株式会社の全株式を取得したことに伴い、当第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しております。よって前年同四半期との比較を行っておりません。また、みなし取得日を2023年10月31日としているため、当第3四半期連結会計期間においては貸借対照表のみ連結しており、同社の業績は含まれておりません。

 

 (1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の沈静化による行動制限の緩和・撤廃により経済活動に回復の兆しが見られましたが、地政学リスクの高まりや世界的な物価高騰、それに対する金融引き締めによる諸外国の景気下振れリスクなど、景気の先行きには依然として不透明感が漂っております。

当社の属する不動産業界におきましては、低金利融資の継続や省エネ住宅を対象とした補助金・税制優遇策、在宅勤務の浸透に伴うライフスタイルの多様化による消費者の住宅に対する関心の高まりなどが見られた一方で、実質賃金が伸び悩む中、事業用地価格や建材・住設機器価格の上昇による住宅価格の高騰により、コロナ特需で活況を呈していた住宅市況に一服感が見られました。

このような事業環境のもと、コア事業である戸建販売事業におきましては、引き続き良質な事業用地の取得に注力するとともに、自社設計・自社施工管理によるデザイン性・機能性に優れた戸建住宅の供給に努め、お客様に対する商品訴求力の更なる強化を目的に、SNSを積極的に活用するなど自社販売手法のブラッシュアップに努めてまいりました。

また、主に投資家向けの収益マンションの建設・販売及びマンション等の建設を目的とする事業用地の販売を手掛けるアセットソリューション事業におきましては、希少性の高い都心部における用地情報の収集に注力するとともに、戸建販売事業で培ったデザイン性の高い商品企画に注力してまいりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高14,235,736千円、売上総利益1,926,028千円、営業利益318,233千円、経常利益93,082千円、親会社株主に帰属する四半期純利益48,891千円となりました。

 

 セグメント別の業績を示しますと、次のとおりであります。

 

   (戸建販売事業)

戸建販売事業においては、自社ブランドである「アグレシオ・シリーズ」を中心に戸建住宅183棟、戸建用地15区画、その他棟(注文住宅棟)の引渡しなどにより、売上高13,607,089千円、経常利益579,150千円を計上いたしました。

 なお、内容別の引渡件数・売上高は以下のとおりであります。

内容

件数(棟・区画)

売上高(千円)

戸建住宅

183

11,980,090

戸建用地

15

1,555,764

その他

1

71,233

合計

199

13,607,089

 

 

 (アセットソリューション事業)

 アセットソリューション事業においては、マンション等の建設を目的とする事業用地区画の引渡しなどにより、売上高628,647千円、経常利益87,449千円を計上いたしました。

 なお、内容別の引渡件数・売上高は以下のとおりであります。

内容

件数(棟・区画)

売上高(千円)

収益マンション

マンション等事業用地

2

622,351

その他

6,295

合計

2

628,647

 

 

 (2) 財政状態の分析

  資産、負債、純資産別の財政状態は以下のとおりです。

   (資産)

   当第3四半期連結会計期間末の資産は27,450,507千円となりました。主な内訳は,現金及び預金4,280,584千円、

  販売用不動産4,436,893千円、仕掛販売用不動産17,093,853千円であります。

     (負債)

     当第3四半期連結会計期間末の負債は、22,281,230千円となりました。主な内訳は、工事未払金1,877,291千円、

  短期借入金9,215,700千円、1年内返済予定の長期借入金6,827,708千円、長期借入金3,517,691千円であります。

    (純資産)

   当第3四半期連結会計期間末の純資産は、5,169,276千円となりました。主な内訳は、資本金390,717千円、資本

    剰余金350,717千円、利益剰余金4,428,020千円であります。

 

 (3) 事業上及び財務上対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 (4) 研究開発活動

  該当事項はありません。

 

 (5) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、当社グループは業容の拡大に伴い主に戸建販売事業において従業員が12名増加しております。

 

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

 ① 生産実績

当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)の生産実績は次のとおりであります。

セグメント区分

件数(棟・区画)

生産高(千円)

戸建住宅

203

13,566,651

戸建用地

15

1,555,764

その他

2

71,233

戸建販売事業 計

220

15,193,649

収益マンション

1

2,040,000

マンション等事業用地

2

622,351

その他

6,295

アセットソリューション事業 計

3

2,668,647

コンサルティング

宿泊施設開業支援事業 計

合計

223

17,862,297

 

(注)当第3四半期連結累計期間中に完成した物件の販売価格を以て生産高としております。

 

 ② 受注実績

当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)の受注実績は次のとおりであります。

セグメント区分

期首受注高

期中受注高

期末受注高

件数

(棟・区画)

受注高(千円)

件数

(棟・区画)

受注高(千円)

件数

(棟・区画)

受注高(千円)

戸建住宅

10

735,457

219

14,354,201

46

3,109,568

戸建用地

1

34,610

17

1,952,954

3

431,800

その他

1

20,635

1

68,142

1

17,544

戸建販売事業 計

12

790,703

237

16,375,298

50

3,558,912

収益マンション

1

2,040,000

1

301,516

2

2,341,516

マンション等事業用地

1

610,000

2

304,351

1

292,000

その他

6,295

アセットソリューション事業 計

2

2,650,000

3

612,163

3

2,633,516

コンサルティング

12

117,757

宿泊施設開業支援事業 計

12

117,757

合計

14

3,440,703

240

16,987,462

65

6,310,186

 

 

 ③ 販売実績

当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)の販売実績は次のとおりであります。

セグメント区分

件数(棟・区画)

販売高(千円)

戸建住宅

183

11,980,090

戸建用地

15

1,555,764

その他

1

71,233

戸建販売事業 計

199

13,607,089

収益マンション

マンション等事業用地

2

622,351

その他

6,295

アセットソリューション事業 計

2

628,647

コンサルティング

宿泊施設開業支援事業 計

合計

201

14,235,736