株式会社スタジオアタオ

ブランドなど:ATAO
小売業アパレルグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32736 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和され、インバウンドを含む人流の回復等に伴い経済活動の正常化への動きが見られ、個人消費は持ち直しが進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の悪化に伴う世界的な物価上昇、円安の進行など依然として先行きは不透明な状態が続いております。

このような環境の中、当社は、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続き販売促進費への投資やSNS活動の強化等を行うと共に、ATAO18周年記念プロジェクトとして未来のためにアートで残す「ZOO」シリーズやライフスタイルの変化に対応した機能が満載のビジネスリュック「SOU」を投入するなど、商品ラインナップの拡充を図っております。また、2022年8月にグランドオープンした当社ブランドのオンラインサイトが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」に係るプロモーション等を継続し、店舗とECのOMOの推進や当社が展開する各ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化等を図っております。

ILEMERにつきましては、ドール関連を中心に商品ラインナップを拡充すると共に、サンリオキャラクターズコラボなどのキャンペーンを行い、認知度向上を図る施策を行っており、今後のライセンスビジネスへの布石を打っております。

その結果、当第1四半期累計期間の販売業態別の売上高は、新作や定番の売れ筋商品の欠品や前事業年度に実施したプロモーション施策の反動減等により店舗販売が466,623千円(前年同四半期比2.0%減)となりましたが、前事業年度中に出店したATAO楽天市場支店の貢献等によりインターネット販売が393,918千円(同7.9%増)となりました。

以上により、当第1四半期累計期間の業績は、売上高が863,056千円(前年同四半期比1.9%増)となり、ATAOLAND+に係る販売促進費の継続的な投資を行ったものの販売促進費率が改善したこと等により、営業利益55,307千円(同4.0%増)、経常利益57,861千円(同10.3%増)、四半期純利益33,428千円(同6.5%減)となりました。

 

① 資産の部

総資産は3,337,747千円であり、前事業年度末と比較して202,601千円減少しております。主な減少要因は、現金及び預金が137,734千円減少したことであります。

② 負債の部

負債合計は873,603千円であり、前事業年度末と比較して166,779千円減少しております。主な減少要因は、長期借入金が79,583千円減少したことであります。

③ 純資産の部

純資産は2,464,143千円であり、前事業年度末と比較して35,822千円減少しております。主な減少要因は、利益剰余金が35,822千円減少したことであります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。