株式会社スタジオアタオ

ブランドなど:ATAO
小売業アパレルグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32736 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、第1四半期会計期間より非連結決算に移行したことから、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和され、経済活動は正常化に向かいつつある一方、円安の影響や物価の上昇、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因するエネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めを背景とした景気後退懸念等により依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社は、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続き販売促進費への投資やSNS活動の強化等を行っております。また、前事業年度にオープンした当社ブランドのオンラインサイトが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」に係るプロモーション等を継続し、店舗とECのOMOの推進や当社が展開する各ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化等を図っております。加えて、ATAOブランド初のライセンス展開として、2023年5月よりゴルフラインの販売を開始し、ライセンシーによる販路拡大等を行っております。更に、基幹ブランドであるATAOの更なる認知度の向上並びに売上及び利益の一層の拡大を図るべく、2023年9月に九州エリア初となる「ATAO博多店」、2023年10月に「ATAO楽天市場支店」をオープンいたしました。キャラクターブランドであるILEMERにつきましては、国内の有名動画クリエーターとコラボしたプロモーションを展開するとともに、2023年10月からサンリオが展開するキャラクターたち(サンリオキャラクターズ)とのコラボレーションを開始し、イルメールの新たな表現の可能性の追求とサンリオファンへのイルメールの魅力の訴求を図っております。また、ハッピードールの関連商品の拡充やアパレルラインの新規展開等、新商品の投入を強化しております。

その結果、当第3四半期累計期間の販売業態別の売上高は、ATAO博多店の新規出店等により店舗販売が1,246,194千円となり、また、ATAOLAND+への移行等に伴いインターネット販売が899,797千円となりました。

以上により、当第3四半期累計期間の業績は、売上高が2,157,512千円となり、ATAOLAND+に係る販売促進費の継続的な投資を行ったこと等により、営業利益61,111千円、経常利益59,319千円、四半期純利益37,177千円となりました。

 

① 資産の部

総資産は3,461,375千円であり、前事業年度末と比較して327,509千円減少しております。主な減少要因は、現金及び預金が182,371千円減少したことであります。

② 負債の部

負債合計は984,337千円であり、前事業年度末と比較して250,427千円減少しております。主な減少要因は、長期借入金が268,749千円減少したことであります。

③ 純資産の部

純資産は2,477,037千円であり、前事業年度末と比較して77,081千円減少しております。主な減少要因は、自己株式が44,110千円増加、利益剰余金が32,971千円減少したことであります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。