E00617 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当企業グループを取り巻く環境は、世界的なエネルギー価格、原材料価格等の上昇や円安の進行等、依然として景気は先行き不透明な状況が続いております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響が薄れ、経済活動が徐々に活性化する中、ブライダル市場にも緩やかな回復傾向が見られました。このような環境のもと、当企業グループは婚礼衣裳メーカーとして“ものづくり”をコアとし、より最終消費者に近く、より大きなマーケットである挙式関連サービス事業領域(B to C)の開拓を推進しております。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、単価改善の効果等により増収となり、7,027百万円(前年同期比21.2%増)となりました。ホールセール事業部門は2023年11月に発行済全株式を取得した株式会社二条丸八の売上高が寄与したこともあり、堅調に推移いたしました。また、コンシューマー事業部門は、リゾート挙式売上高において、特にハワイ挙式が回復したことが増収に寄与いたしました。
利益面につきましては、売上高の回復により、営業利益は695百万円(前年同期比30.2%増)、経常利益は698百万円(前年同期比23.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は634百万円(前年同期比19.8%増)と改善いたしました。
当企業グループは単一セグメントであるためセグメント別の記載を省略しております。
当第2四半期連結累計期間における事業部門別売上高の状況は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
|
|
前第2四半期 連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年2月28日) |
当第2四半期 連結累計期間 (自 2023年9月1日 至 2024年2月29日) |
増減 |
増減率 (%) |
ホールセール事業部門 売上高 |
1,202 |
1,735 |
533 |
44.4 |
|
|
製・商品売上高 |
593 |
905 |
312 |
52.7 |
|
レンタル収入等 |
608 |
829 |
220 |
36.3 |
コンシューマー事業部門 売上高 |
4,597 |
5,291 |
694 |
15.1 |
|
|
衣裳取扱収入 |
1,430 |
1,570 |
139 |
9.8 |
|
リゾート挙式売上高 |
647 |
957 |
309 |
47.8 |
|
式場運営収入 |
1,426 |
1,561 |
135 |
9.5 |
|
写真・映像・美容等売上高 |
1,092 |
1,202 |
109 |
10.1 |
連結売上高 |
5,799 |
7,027 |
1,227 |
21.2 |
※上記の売上高の数値につきましては、事業部門内及び事業部門間の取引消去後となっております。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,451百万円増加し、5,202百万円となりました。これは主に、現金及び預金1,235百万円の増加によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ423百万円増加し、8,571百万円となりました。これは主に、建物及び構築物101百万円、土地224百万円の増加によるものであります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ1,875百万円増加し、13,773百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ674百万円増加し、5,073百万円となりました。これは主に、短期借入金550百万円、1年内返済予定の長期借入金123百万円の増加によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ669百万円増加し、4,473百万円となりました。これは主に、長期借入金602百万円の増加によるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ1,343百万円増加し、9,546百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ531百万円増加し、4,227百万円となりました。これは主に、利益剰余金589百万円の増加によるものであります。この結果、自己資本比率は30.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが710百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが476百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,013百万円の収入となり、この結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)四半期末残高は、3,317百万円(前年同四半期は4,367百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は710百万円(前年同四半期は666百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の増加758百万円の収入があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は476百万円(前年同四半期は132百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による256百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による246百万円の支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は1,013百万円(前年同四半期は610百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金550百万円、長期借入金1,200百万円による収入があった一方で、長期借入金の返済688百万円の支出によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。