株式会社コロプラ

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利益

資産

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E27062 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の分析

①経営成績

 当社グループは、「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をMissionとし、エンターテインメントを通じ、人々の何気ない日常をより豊かにすることを目指しております。当第2四半期連結累計期間において、エンターテインメント事業では、ユーザーとのエンゲージメントを高めることを意識した既存タイトルの運用及び新規タイトルの開発に注力してまいりました。投資育成事業では、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行ってまいりました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は12,714百万円(前年同四半期比20.0%減)、営業利益は273百万円(同85.9%減)、経常利益は727百万円(同54.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は120百万円(同87.1%減)となりました。

 

 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

a.エンターテインメント事業

 エンターテインメント事業は、主にスマートフォン向けゲームの開発・運営を行っております。

 当第2四半期連結累計期間において、売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、「ドラゴンクエストウォーク(企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス、開発:当社)」が堅調に推移し、当社グループの連結業績に貢献しました。また、自社IPの「白猫プロジェクト」や「とらべる島のにゃんこ」が人気IPとのコラボイベントを実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行ってまいりました。既存タイトルの逓減により減収となったほか、今後リリースを控えるブロックチェーン事業の費用が先行いたしました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高は12,344百万円(前年同四半期比20.0%減)、営業利益は389百万円(同81.9%減)となりました。

 

b.投資育成事業

 投資育成事業は、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っております。

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループ出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却等による収益が発生しました。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行いました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高は369百万円(前年同四半期比20.0%減)、営業損失は116百万円(前年同四半期は207百万円の営業損失)となりました。

 

②財政状態

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は72,015百万円(前連結会計年度末比2,874百万円減)となりました。これは主に、現金及び預金と売掛金及び契約資産が減少したことによるものであります。

 また、固定資産は9,095百万円(同2,290百万円増)となりました。これは主に、投資その他の資産が増加したことによるものであります。

 以上の結果、総資産は81,111百万円(同583百万円減)となりました。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は5,131百万円(同804百万円増)となりました。これは主に、その他の流動負債が増加したことによるものであります。

 また、固定負債は2,304百万円(同1,171百万円増)となりました。これは主に、長期借入金が増加したことによるものであります。

 以上の結果、負債合計は7,436百万円(同1,975百万円増)となりました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は73,674百万円(同2,559百万円減)となりました。これは主に、配当金の支払いに伴い利益剰余金が減少したことによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,321百万円減少し、56,845百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは1,544百万円の増加(前年同四半期は949百万円の増加)となりました。これは主に、売上債権の減少944百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは2,646百万円の減少(前年同四半期は8,903百万円の増加)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出2,941百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは562百万円の減少(前年同四半期は2,559百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額2,565百万円と長期借入れによる収入2,000百万円によるものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1,276百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。