売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05360 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当社はコンテンツメーカーとして、オリジナリティあふれるゲームコンテンツ及びサービスの創出を行い、その魅力を様々な分野・プラットフォームを通じて世界中のお客様にお伝えすることに努めております。

当第2四半期累計期間の製品部門におきましては、シリーズ生誕35周年記念タイトル「イースⅩ-NORDICS-(ノーディクス)」をPlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch向けに販売したほか、2023年10月には音楽アルバム「ADOL CHRISTIN ~イース生誕35周年音楽作品~」、2024年1月には「イースⅩ-NORDICS- オリジナルサウンドトラック」を発売しました。そして、Nintendo Switch自社参入タイトル第四弾「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡 for Nintendo Switch」を2024年2月に発売しました。

また、PlayStation5/PlayStation4向け「イース・メモワール-フェルガナの誓い-」を2024年5月に、Nintendo Switch自社参入タイトル第五弾「英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch」及びPlayStation5/PlayStation4向け「英雄伝説 黎の軌跡 スーパープライス」「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN- スーパープライス」を2024年7月に発売いたします。

なお、累計販売数750万本を超える「軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 界(かい)の軌跡-Farewell, O Zemuria-(フェアウェル オー ゼムリア)」を鋭意制作中です。その他「東亰ザナドゥ」シリーズの新プロジェクトが進行しております。

その結果、製品部門の当第2四半期累計期間の売上高は134百万円(前年同期比69.6%増)となりました。

 

ライセンス部門におきましては、PlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに「イースⅩ-NORDICS-」繁体字中国語版及び韓国語版、PlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡」英語版、PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに「那由多(なゆた)の軌跡」英語版、「英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡」英語版、「英雄伝説 碧(あお)の軌跡」英語版などを販売しました。そのほか、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売や、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃(せん)の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版なども引き続き展開しております。

また、Nintendo Switch向け「英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch」繁体字中国語版及び韓国語版、PlayStation5向け「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ&Ⅳ」英仏語版を2024年2月に発売しました。また、弊社タイトル海外翻訳版の契約を締結しております。

そして、PlayStation5/PlayStation4向け「イース・メモワール-フェルガナの誓い-」繁体字中国語版及び韓国語版を2024年5月に、PlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向け「英雄伝説 黎の軌跡」英語版を2024年7月に発売する予定です。

その他、「英雄伝説 界の軌跡-Farewell, O Zemuria-」の繁体字中国語版及び韓国語版や、PlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向け「イースⅩ-NORDICS-」英仏語版、PC・Steam向け「イース セルセタの樹海:改」繁体字中国語版及び韓国語版を展開する予定です。

その結果、ライセンス部門の当第2四半期累計期間の売上高は878百万円(前年同期比17.1%減)となりました。

 

以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は1,013百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益は505百万円(前年同期比28.2%減)、経常利益は515百万円(前年同期比24.8%減)、四半期純利益は357百万円(前年同期比24.9%減)となりました。

 

(2) 財務状態の分析

(総資産)

当第2四半期会計期間末における総資産は、主に現金及び預金が495百万円増加したことに対し、売掛金が612百万円減少したことにより10,037百万円(前事業年度末比0.9%減)となりました。

 

(負債)

当第2四半期会計期間末における負債は、主に買掛金が97百万円減少したこと、未払法人税等が74百万円減少したことにより353百万円(前事業年度末比40.6%減)となりました。

 

(純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産は、配当金の支払い205百万円があったことに対し、四半期純利益を357百万円計上したことにより9,684百万円(前事業年度末比1.6%増)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して495百万円増加し、9,396百万円となりました。各キャッシュ・フローの主な状況は、次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は700百万円(前年同期は606百万円の増加)となりました。これは主として、売上債権の減少が645百万円、仕入債務の減少が97百万円、未払消費税等の減少が43百万円、税引前四半期純利益の計上が515百万円あったものの、法人税等の支払額が259百万円あったためであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果減少した資金は0百万円(前年同期はなし)でした。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は204百万円(前年同期は204百万円の減少)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、283百万円であります。なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。