ジェイ・エスコムホールディングス株式会社

ブランドなど:mafin
情報・通信業美容スタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05543 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行したこともあり、社会・経済活動の正常化が進み緩やかな回復基調となりました。しかしながら、引き続き物価上昇や為替動向、地政学的なリスクなど様々なリスクが存在しており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

当社グループにおきましては、理美容事業及びコンサルティング事業は事業規模を縮小し、昨年度より開始したデジタルマーケティング事業及びファンド運営等の投資事業を中心に積極的に事業運営を進めております。

通信販売事業につきましては、顧客企業のニーズに合わせた収録やインフォマーシャルの制作受託は増加傾向にあり、またアウトバウンドやDM発送等においては新たな商品の取り扱いも開始しております。加えて、外部委託先を有効に活用することで、利益率の向上を図っております。

デジタルマーケティング事業につきましては、日本市場での利益確保のため、積極的な顧客企業の開拓、取り扱い商材の拡大、システム構築等を引き続き進めており、新規顧客として自治体向けの案件の取り扱いも開始しております。現状、日本での事業は黒字化には至っておりませんが、流通額及び売上高は順調に増加しております。

投資事業につきましては、ゲーム事業への投資に関連して、当該ゲームのIPを活用した商品開発・販売を強化するために株式会社サンマリノとの業務提携契約を締結し、主にアパレル・ファッション雑貨分野でのコラボレーション企業の開拓や商品企画を進めております。ゲーム事業に関しては、現時点では配信されていないため収益は計上されておりませんが、当該業務提携等により収益機会の確保を進めております。

また、当社グループのクライアント企業をはじめとした各企業に対してマーケティング・プロモーションの支援や各種イベントの企画、運営を支援するために新会社を設立し、クライアント企業、案件の開拓も開始しております。

なお、当社連結グループにおけるデジタルマーケティング事業の決算数値については決算期が12月であることから、3カ月遅れで取り込んでおります。

 上記の結果、当第3四半期における業績につきましては、売上高は1,238,399千円(前年同四半期比18.1%増)、営業損失は194,497千円(前年同四半期は50,400千円の営業損失)、経常損失は177,006千円(前年同四半期は48,321千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は239,233千円(前年同四半期は41,747千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

① 通信販売事業

 通信販売事業におきましては、前述のとおり事業展開を行っておりますが、業界内の競争も引き続き厳しい状態であり、当該事業における売上高は347,014千円(前年同四半期比35.2%減)となりました。

② デジタルマーケティング事業

 デジタルマーケティング事業につきましては、新規案件の獲得等により売上高は拡大しているものの、日本において先行投資をカバーできる水準までの計上できておりません。その結果、当該事業における売上高は805,585千円(前年同四半期比123.5%増)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,366,504千円となり、前連結会計年度末に比べて455,289千円の減少となりました。流動資産は1,951,366千円となり、前連結会計年度末に比べて526,420千円の減少となりました。この減少は、主に現金及び預金292,680千円及び売掛金230,332千円の減少によるものであります。固定資産は415,137千円となり、前連結会計年度末に比べて71,131千円の増加となりました。この増加は、主に投資その他の資産のその他のうち出資金100,000千円の増加によるものであります。流動負債は1,900,237千円となり、前連結会計年度末に比べて21,991千円の増加となりました。この増加は、主に1年内返済予定の長期借入金310,733千円の増加及び未払金211,421千円の減少によるものであります。固定負債は62,209千円となり、前連結会計年度末に比べて254,332千円の減少となりました。この減少は、主に長期借入金311,737千円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものであります。純資産は404,057千円となり、前連結会計年度末に比べて222,948千円の減少となりました。この減少は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失239,233千円の計上によるものです。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第3四半期連結累計期間において、当社が定めている会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(8)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間において、販売実績が著しく変動しております。

 当該販売実績につきましては上記「(1)経営成績の状況」に記載のとおりであります。