E26914 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の自動車関連部品市場における需要は、半導体不足の解消により回復傾向ではありましたが、引き続き中国経済低迷の影響等を受け、回復速度は鈍化しました。
同様に、水処理用分離膜市場の需要も中国経済の低迷による影響を受けましたが、海水淡水化プラント用途や、工業用プロセス水、廃水処理用途は堅調に推移しました。
当第3四半期連結累計期間においては、収益面で主に原材料価格の上昇と労務費や副資材等の生産諸コストの高騰による影響を大きく受けました。
その結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12,419百万円(前年同四半期比300百万円減、2.4%減)、営業利益248百万円(前年同四半期比126百万円減、33.7%減)、経常利益224百万円(前年同四半期比155百万円減、40.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益131百万円(前年同四半期比184百万円減、58.5%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の主要な品目別売上高の状況につきましては、次のとおりであります。
なお、当社グループは、機能紙・不織布の製造・販売を事業内容としており、単一の事業活動を行っておりますので、品目別に記載しております。
品目の名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
|
金額 (百万円) |
前年同四半期比 (%) |
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自動車関連資材 |
6,027 |
93.3 |
水処理関連資材 |
5,494 |
104.2 |
一般産業用資材 |
897 |
91.0 |
合計 |
12,419 |
97.6 |
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、18,779百万円となり、前連結会計年度末より2,505百万円増加しております。主に建設仮勘定が新工場建設に伴い3,224百万円、商品及び製品306百万円の増加があったものの、受取手形、売掛金及び契約資産が467百万円、原材料及び貯蔵品が304百万円減少いたしました。
負債総額は11,943百万円となり、前連結会計年度末より2,137百万円増加しております。主に短期借入金3,478百万円の増加があったものの、長期借入金が846百万円、電子記録債務が297百万円、支払手形及び買掛金が266百万円減少いたしました。
また、純資産につきましては、6,836百万円となり、前連結会計年度末より368百万円増加しております。主に非支配株主持分が144百万円、その他の包括利益累計額が134百万円、利益剰余金が76百万円増加いたしました。
以上の結果、自己資本比率は27.2%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、293百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは次のとおりであります。
当社新小松島工場の新設について、生産性向上のための仕様変更・建設コストの上昇などにより投資予定金額を9,000百万円から11,000百万円に変更しております。
なお、予定通り2023年8月に着工しております。