売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00681 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済・社会活動の正常化が進んだことにより、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な国際情勢を背景とする、原材料・エネルギー価格の高騰や、為替相場の変動等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような経済環境の中、国内の段ボール業界については、長引く消費低迷の影響もあり、生産量は前年を下回る水準で推移しており、厳しい経営環境が続いております。

こうした状況下、当社グループは、主要ユーザーの受注量が伸び悩む中、引続き、諸費用の上昇に対して、収益力の回復を最優先課題とし、販売価格の改定活動とムダの徹底的排除等の原価低減活動を進めてまいりました。

当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高については、販売価格改定の効果により増収となりましたが、利益については、諸費用の増加傾向が続き、営業利益・経常利益においては、前年を下回る結果となりました。

以上により、売上高は88億85百万円(前年同四半期比4.5%増)、営業利益4億58百万円(前年同四半期比10.9%減)、経常利益5億11百万円(前年同四半期比14.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億57百万円(前年同四半期比37.6%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度に比べ7億59百万円増加し156億6百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度に比べ91百万円増加し115億44百万円となりました。これは、主に受取手形及び売掛金が前連結会計年度に比べ1億18百万円減少し19億76百万円、電子記録債権が前連結会計年度に比べ1億95百万円増加し8億36百万円となったことによるものです。固定資産は、前連結会計年度に比べ6億68百万円増加し40億62百万円となりました。これは、主に投資有価証券が前連結会計年度に比べ3億61百万円増加し17億1百万円となったことによるものです。

負債合計は、前連結会計年度に比べ2億61百万円増加し24億5百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度に比べ1億10百万円増加し15億34百万円となりました。これは、主に支払手形及び買掛金が前連結会計年度に比べ61百万円増加し9億29百万円、未払法人税等が前連結会計年度に比べ65百万円増加し1億39百万円となったことによるものです。固定負債は、前連結会計年度に比べ1億51百万円増加し8億71百万円となりました。

純資産合計は、前連結会計年度に比べ4億97百万円増加し132億1百万円となりました。これは、主に利益剰余金が前連結会計年度に比べ2億35百万円増加し102億71百万円、その他有価証券評価差額金が前連結会計年度に比べ2億57百万円増加し9億40百万円となったことによるものです。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は73百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。