E00780 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間の当社グループの業績は、中国経済や相互関税による不透明感は残ってはいるものの、成長事業である電子材料の販売数量が回復してきております。その結果、売上高は前年同期比4.3%減の40,353百万円となり、営業利益は前年同期比25.1%増の3,284百万円、経常利益は前年同期比24.2%増の3,269百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比67.5%増の2,926百万円となりました。
総資産は前連結会計年度末比1.1%減の121,908百万円となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです。
なお、前連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
また、各セグメントの営業損益は全社費用等調整前の金額であります。
電子材料(成長事業)
売上高は前年同期比13.2%増の5,847百万円となり、営業利益は前年同期比51.7%増の1,014百万円となりました。
積層セラミックコンデンサ向け誘電体及び誘電体材料は、車載関連向けは上期後半から復調しはじめ、前年同期比で販売数量が増加しました。またAI関連向けなどが好調に推移し、販売構成差の改善や、前期下期からの価格改定の効果もあり、売上高・利益ともに増加しました。
化粧品材料(成長事業)
売上高は前年同期比42.7%減の694百万円となり、営業損失は215百万円(前年同期は22百万円の営業利益)となりました。
日焼け止め向けの超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、国内向けは、中国経済の鈍化の影響を依然受けており、前年同期比で販売数量が減少し、売上高・利益ともに減少しました。また海外向けに関しては、前期末に出荷が集中した影響もあり、前年同期比で販売数量が減少したため、売上高・利益ともに減少しました。
有機化学品(成長事業)
売上高は前年同期比19.8%増の3,814百万円となり、営業利益は前年同期比49.2%増の502百万円となりました。
チオ製品は、販売数量は減少したものの、前期に実施した価格改定の効果もあり、利益は増加しました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、前年同期比で販売数量は変わらないものの、販売構成が改善した影響により、売上高・利益ともに増加しました。
衛生材料(安定事業)
売上高は前年同期比9.6%減の2,570百万円となり、営業利益は前年同期比12.3%減の181百万円となりました。
衛生材料事業は、輸入商材の国内販売に関しては、大人向けやペット向け市場が堅調に推移しました。一方、通気性フィルムのインドネシアにおける製造販売に関しては、現地オムツ市場でのコモディティ化による伸び悩みやインフレにともなう人件費高騰などの影響を受け、売上高・利益ともに減少しました。
受託加工(安定事業)
売上高は前年同期比4.1%増の3,291百万円となり、営業利益は前年同期比6.3%増の351百万円となりました。
加工顔料は、住宅着工件数の低迷などの影響により売上高は減少しました。一方、焼成・混合・乾燥などの工程受託については、既存品の受託数量の回復や、新規採用もあり、売上高・利益ともに増加しました。
酸化チタン・亜鉛製品(効率化検討事業)
売上高は前年同期比23.7%減の5,138百万円となり、営業利益は前年同期比18.0%増の657百万円となりました。
酸化チタンは、前年同期比で販売数量は減少しており売上高は減少しているものの、継続してきた価格改定効果により、利益は増加しました。
亜鉛製品は、前年同期比で販売は堅調に推移しているものの、国内亜鉛市況の下落による影響により、売上高・利益ともに減少しました。
樹脂添加剤(効率化検討事業)
売上高は前年同期比10.8%減の5,820百万円となり、営業利益は前年同期比23.8%減の520百万円となりました。
国内は、効率化に向けて中国市場向けハイドロタルサイトなど、製品の統廃合を進めた結果、前年同期比で販売数量が減少し、売上高は減少したものの、価格改定が進んでいることから、利益は増加しました。一方海外については、ベトナム法人では、ベトナム現地での非鉛系安定剤の拡販が進みました。しかし、中国市場向けの販売は同国経済の低迷を受け減少し、減収となりました。またタイ法人に関しては、タイ国内経済の停滞の影響を受け、売上高・利益ともに減少しました。
触 媒(効率化検討事業)
売上高は前年同期比27.0%減の1,221百万円となり、営業利益は前年同期比62.5%増の150百万円となりました。
前期から進めていた生産拠点集約などの効率化が進捗し、その費用負担が上期後半から軽減しました。水添石油樹脂向けなどで使用されるニッケル触媒は、顧客の操業度の関係で前期より販売数量が減少したため売上高は減少しましたが、価格改定の浸透もあり収益は改善しました。一方、火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、前年同期比で販売数量が減少し、売上高・利益ともに減少しました。
無機材料(効率化検討事業)
売上高は前年同期比8.4%減の2,633百万円となり、営業利益は前年同期比6.4%増の491百万円となりました。
当事業は塗料・インキ向けなどに使用される硫酸バリウムが主ですが、効率化に向けた製品の統廃合などにより前年同期比で販売数量は減少しているものの、価格改定の浸透及び開発品の販売貢献により利益は増加しました。
医療事業
売上高は前年同期比9.0%増の4,356百万円となり、営業利益は前年同期比5.8%増の72百万円となりました。
医療用医薬品については、バリウム造影剤は、国内向け、輸出ともに売上高は減少しましたが、前年同期に一過性の評価損を計上していたこともあり、利益は改善しました。消化性潰瘍治療薬「アルロイドG」は、薬価引き下げの影響と販売数量の減少により、売上高・利益ともに減少しました。
医療機器は、内視鏡洗浄消毒器及び関連の消耗品などの販売が好調に推移し、売上高・利益ともに増加しました。
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、市場全体が低調で売上高が減少しました。その他、製造受託品の骨充填材は受注が好調に推移し、売上高・利益ともに増加しました。
(2)財政状態の分析
当中間連結会計期間末の財政状態に関しては、以下のとおりです。
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は121,908百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,410百万円減少しました。
主な要因は、商品及び製品が1,292百万円増加したものの、現金及び預金が1,214百万円、原材料及び貯蔵品が989百万円減少したことによるものです。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は43,020百万円となり、前連結会計年度末に比べ912百万円減少しました。
主な要因は、未払法人税等が676百万円増加したものの、長期借入金が1,492百万円減少したことによるものです。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は78,887百万円となり、前連結会計年度末に比べ498百万円減少しました。この結果、自己資本比率は63.8%(前連結会計年度末は63.5%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローに関しては、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローの収入は5,752百万円となり、前年同期に比べ1,667百万円減少しました。これは、主に税金等調整前中間純利益が1,932百万円増加したものの、売上債権の増減額が1,974百万円減少、棚卸資産の増減額が1,460百万円減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローの支出は2,602百万円となり、前年同期に比べ349百万円減少しました。これは、主に投資有価証券の売却による収入が786百万円減少したものの、有形固定資産の売却による収入が1,271百万円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローの支出は4,232百万円となり、前年同期に比べ2,345百万円減少しました。これは、主に長期借入れによる収入が2,600百万円減少、自己株式の取得による支出が2,088百万円増加したものの、短期借入金の純増減額が8,067百万円増加したことによるものです。
以上の結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,305百万円減少し、14,847百万円となりました。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,400百万円です。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。