売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05219 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

〔当第3四半期連結累計期間の経営成績〕

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

増減

増減率(%)

営業収入

38,445

39,716

1,270

3.3

営業利益

2,366

797

△1,569

△66.3

経常利益

2,584

1,080

△1,504

△58.2

親会社株主に帰属する

四半期純利益

1,399

361

△1,037

△74.1

 

〔経営成績の分析〕

当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用や所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり緩やかな回復が続くことが期待されました。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなりました。また、物価上昇や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響も引き続き注視する必要がありました。

このような状況の中、当社グループの経営成績は営業収入397億1千6百万円(前年同四半期比3.3%増)、営業利益7億9千7百万円(前年同四半期比66.3%減)、経常利益10億8千万円(前年同四半期比58.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億6千1百万円(前年同四半期比74.1%減)となりました。

前年同四半期に比べ、株式会社極東電視台の株式を取得し新たに連結の範囲に含めたことにより番組制作収入が大幅に増加した他、グッズ・商品収入、レーベル収入、印税収入、映像製作収入等が増加したことにより営業収入は増収となりました。一方で、事業費補助金が減少したことに伴う費用負担の増加に加え、新規事業開発でのコストの増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は減益となりました。

 

<営業収入>

・ グッズ・商品収入が増加

・ レーベル収入が増加

・ 印税収入が増加

・ 番組制作収入が増加

・ 映像製作収入が増加

・ イベント収入が減少

 

<営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益>

事業費補助金が減少したことに伴う費用負担の増加に加え、新規事業開発でのコストの増加等により減益となりました。

 

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

(営業収入)

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

増減

増減率(%)

イベント関連事業

24,245

22,958

△1,287

△5.3

音楽・映像事業

10,182

12,357

2,174

21.4

出演・CM事業

4,017

4,401

383

9.5

合計

38,445

39,716

1,270

3.3

 

(セグメント利益又は損失(△))

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

増減

増減率(%)

イベント関連事業

686

△450

△1,136

音楽・映像事業

1,320

877

△442

△33.5

出演・CM事業

360

369

9

2.5

調整額

合計

2,366

797

△1,569

△66.3

 

〔イベント関連事業〕

営業収入229億5千8百万円(前年同四半期比5.3%減)、セグメント損失4億5千万円(前年同四半期は6億8千6百万円のセグメント利益)となり、減収減益となりました。

 

[主な事業]

・ イベント収入:<コンサート>

エレファントカシマシ、BABYMETAL、SEKAI NO OWARI、Perfume、

NOA、BEGIN、大泉洋、神はサイコロを振らない、Skoop On Somebody、

桜田通、Dios、折坂悠太、藤原さくらのコンサートツアー

サザンオールスターズ、福山雅治、宮本浩次、FLOW、DEAN FUJIOKA、

s**t kingzのコンサート

<舞台・公演>

熱海五郎一座「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」

ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」

舞台「幾つの大罪~How many sins are there?~」

ミュージカル「ヴァグラント」

ミュージカル「ミア・ファミリア」

ミュージカル「カラフル」

ミュージカル「マリー・キュリー」

・ 商品売上収入:コンサートグッズなど

・ ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど

 

<営業収入>

・ イベント収入の減少

(前年同四半期は桑田佳祐、福山雅治、SEKAI NO OWARIのコンサートツアー、ブロードウェイミュージ

カル「キンキーブーツ」など)

上記要因などにより減収となりました。

 

<セグメント損失>

イベント制作費の増加や事業開発に伴うコストの増加等により減益となりました。

 

〔音楽・映像事業〕

営業収入123億5千7百万円(前年同四半期比21.4%増)、セグメント利益8億7千7百万円(前年同四半期比33.5%減)となり、増収減益となりました。

 

[主な事業]

・ 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、ポルノグラフィティ、星野源など

・ レーベル収入:BABYMETALのライブBlu-ray&CDなど

・ 番組制作収入:単発番組の制作受託など

・ 映像製作収入:映画「月の満ち欠け」の配信権、イベント興行の中継及び上映収入など

・ 映像作品販売収入:映画「月の満ち欠け」などのBlu-ray&DVD販売収入

 

<営業収入>

・ レーベル収入が増加

(前年同四半期は福山雅治のオンラインライブBlu-ray&DVD、Saucy Dogのミニアルバムなど)

・ 印税収入(新譜・旧譜)が増加

・ 番組制作収入が増加

・ 映像製作収入が増加

上記要因などにより増収となりました。

 

<セグメント利益>

原盤制作費等の増加により減益となりました。

 

〔出演・CM事業〕

営業収入44億1百万円(前年同四半期比9.5%増)、セグメント利益3億6千9百万円(前年同四半期比2.5%増)となり、増収増益となりました。

 

[主な事業]

・ 出演収入・CM収入:福山雅治、大泉洋、サザンオールスターズ、仲里依紗、星野源、ホラン千秋、安田顕、

BEGIN、吉沢亮、吉高由里子、桜田通、DEAN FUJIOKA、三吉彩花、

小関裕太、堀田真由、茅島みずきなど

 

<営業収入>

出演収入及びCM収入の増加により増収となりました。

 

<セグメント利益>

増収要因により増益となりました。

 

〔財政状態の分析〕

当第3四半期連結会計期間末の総資産は598億8千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億9千2百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動資産「受取手形及び営業未収入金」及び「仕掛品」の増加によるものであります。

当第3四半期連結会計期間末の負債は226億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ19億7千7百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動負債「その他」の増加によるものであります。

当第3四半期連結会計期間末の純資産は371億9千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億8千5百万円減少いたしました。主な減少要因は、「その他有価証券評価差額金」及び配当による「利益剰余金」の減少によるものであります。この結果、自己資本比率は55.7%となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。