売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34114 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、内需及びインバウンド需要の回復など、社会活動の正常化の動きがみられました。一方で、国際情勢不安、円安の進行、物価上昇など、景気動向についてもいまだ予断を許さない状況が続いております。

このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組んだ結果、米国のコンサルティングサービスを中心に堅調に推移いたしました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は4名となりました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は275,876千円(前年同期比0.8%減)、営業損失は83,229千円(前年同期は営業損失18,036千円)、経常損失は82,159千円(前年同期は経常損失20,365千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は82,421千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失20,636千円)となりました。

なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

主なサービス別の状況は以下のとおりであります。

(a)コンサルティングサービス

当第2四半期連結累計期間におけるコンサルティングサービスの売上高は、116,599千円(前年同期比11.0%増)でありました。

(b)ASPサービス

当第2四半期連結累計期間におけるASPサービスの売上高は、157,656千円(前年同期比7.2%減)でありました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は738,025千円となり、前連結会計年度末に比べ134,757千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が135,902千円、売掛金が2,173千円減少し、仕掛品が7,949千円増加したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における固定資産は62,538千円となり、前連結会計年度末に比べ5,827千円減少いたしました。これは減価償却等によって有形固定資産が2,149千円、投資その他の資産が3,678千円減少したことによるものであります。

この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ140,584千円減少し、800,564千円となりました。

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は98,413千円となり、前連結会計年度末に比べ62,366千円減少いたしました。これは主に前受金が44,716千円、その他流動負債が16,847千円減少したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における固定負債は375千円となり、前連結会計年度末に比べ18千円増加いたしました。これはその他固定負債が55千円増加し、リース負債が36千円減少したことによるものであります。

この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ62,347千円減少し、98,789千円となりました。

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は701,774千円となり、前連結会計年度末に比べ78,237千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を82,421千円計上し、為替換算調整勘定が4,184千円増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて135,902千円減少し、657,877千円となりました。当第2四半期連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間末における営業活動の結果、支出した資金は138,742千円(前年同期は159,216千円の支出)となりました。これは主に棚卸資産の増加7,746千円、前受金の減少44,891千円、税金等調整前四半期純損失82,159千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間末における投資活動の結果、獲得及び支出した資金はありません(前年同期は613千円の支出)。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間末における財務活動の結果、支出した資金は217千円(前年同期は2,202千円の収入)となりました。これはその他に含まれるリース債務の返済による支出217千円によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、16,681千円であります。これは主に、当社グループが顧客に提供しているASPサービスの機能を改良すべく、研究開発に要した費用です。