売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34814 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当社は「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を企業理念として掲げ、この企業理念に基づき、「誰かがやらなければならないが、誰もが実現できていない社会的課題の解決を革新的なテクノロジーで実現すること」を事業方針の軸としております。当社事業は、電話を活用した振り込め詐欺に代表される特殊詐欺や、スマートフォンやショートメッセージサービス(SMS)を悪用したフィッシング詐欺などの抑止に効果的な迷惑情報フィルタ事業です。迷惑情報フィルタ事業は、モバイル向けフィルタサービス、固定電話向けフィルタサービス及びビジネスフォン向けフィルタサービスを展開しております。

モバイル向けフィルタサービスでは、一部通信キャリアとの契約において価格条件を引き上げて更改いたしました。また、迷惑広告コンテンツをブロックするアプリ「280blocker」の認知拡大に努め、販売促進を行いました。固定電話向けフィルタサービスでは、ケーブルプラス電話における当社サービスの販売が順調に推移いたしました。ビジネスフォン向けフィルタ事業では、オフィス電話に必要な便利機能を搭載したビジネスフォン向け製品「トビラフォンBiz」の販売やクラウド型ビジネスフォンサービス「トビラフォン Cloud」の販売が順調に推移いたしました。

以上の結果、当第1四半期累計期間における売上高は567,882千円(前年同期比16.4%増)、営業利益は202,448千円(前年同期比11.2%増)、経常利益は201,894千円(前年同期比11.0%増)、四半期純利益は155,184千円(前年同期比28.7%増)となりました。

なお、当第1四半期会計期間より、「迷惑情報フィルタ事業」の単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(2) 財政状態の状況

(総資産)

当第1四半期会計期間末における総資産は3,452,691千円となり、前事業年度末に比べ194,210千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が205,836千円減少したこと、無形固定資産が24,035千円減少したこと及び投資その他の資産が19,692千円減少したことに対し、受取手形、売掛金及び契約資産が53,938千円増加したこと等によるものであります。

(負債)

当第1四半期会計期間末における負債は1,524,978千円となり、前事業年度末に比べ14,914千円増加いたしました。これは主に契約負債が156,281千円増加したことに対し、買掛金が15,290千円減少したこと、未払法人税等が84,832千円減少したこと及びその他の流動負債が48,158千円減少したこと等によるものであります。

(純資産)

当第1四半期会計期間末における純資産は1,927,713千円となり、前事業年度末に比べ209,124千円減少いたしました。これは主に、四半期純利益を155,184千円計上したことに対し、配当金の支払いにより利益剰余金が179,490千円減少したこと及び自己株式が190,196千円増加したこと等によるものであります。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は8,043千円であります。

なお、当第1四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。