E35287 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで景気回復の兆しがみられた一方、海外での紛争や円安・物価高により金融市場の見通しは未だ不透明な状況が続いております。当社グループが事業を展開するインターネット関連市場においては、生成AIをはじめとする技術革新が加速するなか、企業の人材活用の形も大きく変化しております。
昨今では、AIの急速な普及に伴い、企業は経営モデル・ビジネスモデル・業務プロセスなどを抜本的に見直しはじめており、これに対応するAX(AIトランスフォーメーション)のニーズは一層高まっております。一方、AI時代に対応可能な高度なデジタルスキルを有する人材の不足は引き続き深刻な課題であり、個人においては、自らのスキルを見直し、AIやデジタル技術に対応した知識や能力を習得するリスキリングへの取り組みが一層求められております。
このような環境において、当社グループは「個のエンパワーメント」をミッション、「人と経済の可能性を、テクノロジーで解き放つ」をビジョンに掲げ、企業に対してはAX/DXの統合ソリューションを、個人に対しては、仕事のマッチングプラットフォームとともに、AI時代に対応するためのリスキリング機会の提供をしております。
当社グループは、主力のプラットフォーム事業に登録されている300万人を超える人材を、AI時代に対応可能な高度人材、すなわち「AI人材」として事業の核に据えております。このAI人材基盤を軸に、より上流の経営戦略策定やAX開発支援を担う事業を強化することで、企業のAXを一気通貫で支援する体制の強化を推進しております。当期においては、「AX人材基盤の強化」「AIプロダクトの強化」「AXコンサル機能の強化」の3つの重点方針を掲げ、提供価値の向上に取り組んでおります。
当中間連結会計期間においては「AXコンサル機能の強化」が大きく前進いたしました。2025年5月に新設した戦略コンサルティングファーム「ランサーズ・ストラテジック・コンサルティング株式会社」においては、コンサルタント採用が当期計画の70%に到達し、第1四半期に入社したコンサルタントの稼働も順次開始いたしました。これにより、これまで当社グループでは実績がなかった大企業との新規取引が開始されるなど、高付加価値な案件獲得に向けた成果が現れております。また、8月にグループ化した株式会社ワンズパワーのPMI(Post Merger Integration)も順調に進捗しております。同社の主要クライアントへの深耕営業を強化した結果、グループ化後の売上高は安定的に拡大し、グループ全体の収益基盤強化に寄与しております。一方で、AXコンサル事業は、採用先行型のビジネスモデルに起因する収益化のタイムラグにより、当中間連結会計期間においては減益要因となりました。なお、当該事業は下期より利益貢献を見込んでおります。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は2,486,826千円(前年同期比10.2%増)となり、営業利益は36,656千円(前年同期比26.9%減)、経常利益は41,703千円(前年同期比19.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は43,295千円(前年同期比9.2%減)となりました。なお、当社グループはプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して308,581千円増加し、3,589,314千円となりました。これは主に、流動資産において現金及び預金が267,386千円、売掛金が65,280千円増加したこと等によるものです。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末と比較して259,834千円増加し、2,182,049千円となりました。これは主に、流動負債において短期借入金が59,166千円、1年内返済予定の長期借入金が47,988千円、固定負債において長期借入金が147,975千円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して48,747千円増加し、1,407,265千円となりました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が43,295千円増加したこと、および新株予約権が5,452千円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して260,751千円増加し、2,027,787千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、96,087千円の収入(前年同期は92,077千円の支出)となりました。これは主に、未払金の減少額が56,101千円あった一方で、減価償却費が57,514千円、未収入金の減少額が41,549千円、税金等調整前中間純利益が41,703千円あったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、90,481千円の支出(前年同期は25,428千円の支出)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が58,797千円、無形固定資産の取得による支出が26,915千円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、255,145千円の収入(前年同期は35,200千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が44,037千円あった一方で、長期借入れによる収入が240,000千円あったこと等によるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。