売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05083 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の分析

 当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症へ移行されたことにより、社会経済活動の正常化が進み、景気の持ち直しの動きが見受けられた一方で、原材料やエネルギーコスト等の高止まりや、世界的な金融引き締めによる景気後退リスクがあることから、先行きは不透明な状況が続いております。

 このような環境の中、当社グループは引き続きメーカー・小売業のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注強化やPOPKITの拡販など、販促製品・サービスを組み込んだ企画・提案に注力してまいりました。

 ポップギャラリー製商品におきましては、オンラインショップ(WEB受注)の活用を図り、中小流通小売業への販売活動を継続するとともに、人流の活発化を要因としたノベルティ需要の取り込み等により、売上高は1,472百万円(前年同四半期比15.5%増)となりました。

 別注製品におきましては、食品、飲料等のメーカーを中心にクローズドキャンペーン等の販促施策の受注増が大きく寄与し、売上高は1,183百万円(前年同四半期比13.4%増)となりました。

 役務サービス売上におきましては、POPKIT個人向けサービスの契約増、デザイン受注増やデジタル技術を利用したキャンペーンの促進による事務局運営業務の増注に努めた結果、売上高は543百万円(前年同四半期比32.9%増)となりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,199百万円(前年同四半期比17.3%増)となりました。

 一方、損益面では売上高増加による売上総利益の増加や、前期から継続している一般管理費の抑制を図ったこと等により、営業利益は123百万円(前年同四半期は139百万円の営業損失)、また、経常利益は118百万円(前年同四半期は111百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は122百万円(前年同四半期は114百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 なお、当社は広告等販売促進用品の企画・製作及び販売等を行う事業の単一セグメントのため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金が137百万円増加したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が137百万円増加したこと、商品及び製品が20百万円増加したこと及び仕掛品が20百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比264百万円増加の2,582百万円となりました。

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産が1百万円増加したこと、投資その他の資産が62百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比61百万円減少の1,416百万円となりました。

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、支払手形及び買掛金が55百万円増加したこと、短期借入金が200百万円増加したこと、電子記録債務が18百万円増加したこと、1年内返済予定の長期借入金が18百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比243百万円増加の2,300百万円となりました。

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、長期借入金が105百万円減少したこと、繰延税金負債が10百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比95百万円減少の664百万円となりました。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、資本金が減資により309百万円減少したこと、資本剰余金が資本金からの振替により305百万円増加したこと、利益剰余金が126百万円増加したこと、退職給付に係る調整累計額が69百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比54百万円増加の1,033百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ287百万円増加し、708百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果獲得した資金は28百万円(前年同四半期は126百万円の使用)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が124百万円となったことや、退職給付に係る資産の増加額36百万円、売上債権の増加額137百万円、仕入債務の増加額73百万円等があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果獲得した資金は182百万円(前年同四半期は18百万円の使用)となりました。これは、定期預金の減少額150百万円、差入保証金の回収による収入38百万円等があったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果獲得した資金は76百万円(前年同四半期比49百万円減)となりました。これは、短期借入金の純増加額200百万円、長期借入金の返済による支出123百万円等があったことによるものです。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、66百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。