売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05090 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社及び連結子会社(以下、「当企業集団」という。)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当企業集団の当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、公共関連部門のその他の情報サービスが減少した一方で、金融関連部門のシステム構築が増加したほか、産業関連部門のシステム運用管理とシステム機器販売が増加したことなどにより、売上高は、前年同四半期比119百万円(0.7%)増16,491百万円となりました。

 

損益面につきましては、前中期経営計画から取り組んできた生産性の向上や品質管理の強化により不採算案件が抑制されたことに加え、低採算案件からの縮小・撤退や利益率の高い案件獲得に注力したことなどにより個々の案件収支が改善しました。その結果、売上総利益率も改善したことから、営業利益は928百万円と前年同四半期比442百万円(91.2%)の増益、経常利益も982百万円と前年同四半期比456百万円(86.9%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益も689百万円と前年同四半期比297百万円(76.1%)の増益となりました。

 

連結のセグメント別売上高は、次のとおりです。

なお、2023年4月1日付の組織変更に伴い、第1四半期連結会計期間より産業関連部門の一部を金融関連部門に、公共関連部門の一部を産業関連部門に集計するよう変更しており、対前年同四半期の増減及び増減率については、前年同四半期の数値を変更後の区分方法に組み替えた数値に基づいて作成しております。

 

① 金融関連部門

SMBCグループ向け取引において、BPO業務量減少などによりシステム運用管理が減少した一方で、大規模プロジェクト等によりシステム構築が増加したことから、売上高は5,128百万円と前年同四半期比65百万円(1.3%)の増収となりました。

 

② 公共関連部門

自治体及び公団体向けの取引減少によりその他の情報サービスが減少したことから、売上高は4,258百万円と前年同四半期比16百万円(0.4%)の減収となりました。

 

③ 産業関連部門

ERPソリューションの減少などによりシステム構築が減少した一方で、アウトソーシング関連案件が堅調に推移したことによりシステム運用管理が増加したことに加え、システム機器販売も増加したことから、売上高は7,104百万円と前年同四半期比69百万円(1.0%)の増収となりました。

 

 

当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、総資産が前連結会計年度末比428百万円減少して22,379百万円に、純資産は前連結会計年度末比667百万円増加して18,500百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末比4.5%上昇して82.7%となっております。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において当企業集団の事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は39百万円であります。