売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05100 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動及び生活行動の本格的な活性化がみられ、緩やかな景気回復基調が期待されるものの、金融面・地政学面・供給面等の世界的な変動影響が懸念される等、先行き不透明な状況が継続しております。

当社グループを取り巻く事業環境については、主力事業であるイベント領域において、リアルイベントを中心に回帰の動きが本格化したことや、大型展示会の開催も寄与し、大幅な伸びを示しました。オンライン領域においては、デジタル広告市場の成長鈍化等を背景とした影響は受けているものの、リアルとオンラインのハイブリッド型イベントの増加により堅調な推移となりました。

 

当社グループの事業は単一セグメントでありますが、当社グループの業務を「リアルイベント」「オンラインイベント」「オンラインプロモーション」及び「その他」と分類しております。

 当第2四半期連結累計期間におけるカテゴリーごとの売上高は次のとおりであります。

 

     a.リアルイベント

   リアルイベント回帰への動きが本格化し、街頭プロモーションや展示会等の大型案件の受注が増加したことにより、売上高は66億27百万円(前年同期比91.9%増)となりました。

     b.オンラインイベント

      リアルとオンラインのハイブリッド型イベントの増加等により、売上高は10億62百万円(前年同期比48.7%増)となりました。

     c.オンラインプロモーション

      SNS・動画活用プロモーション、デジタル広告等の各種オンラインプロモーション施策の引き合いは継続しているものの、案件単価の減少により、売上高は17億13百万円(前年同期比16.8%減)となりました。

     d.その他

   官公庁・団体からの案件受注により、売上高は1億59百万円(前年同期比2.3%減)となりました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は95億63百万円(前年同期比49.6%増)、営業利益は13億33百万円(同100.8%増)、経常利益は13億48百万円(同98.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億93百万円(同4,993.7%増)となりました。

 

 

 ② 財政状態の状況

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ29億51百万円増加し、141億45百万円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末に比べ30億18百万円増加の125億67百万円となりました。これは主に、電子記録債権が97百万円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産が17億54百万円、現金及び預金が13億30百万円増加したこと等によるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べ67百万円減少の15億78百万円となりました。

固定資産のうち有形固定資産は、前連結会計年度末に比べ13百万円減少の1億50百万円となりました。これは主に、減価償却等によるものであります。

無形固定資産は、前連結会計年度末に比べ25百万円増加の52百万円となりました。これは主に、のれんが18百万円増加したこと等によるものであります。

投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ79百万円減少の13億74百万円となりました。これは主に、繰延税金資産が33百万円増加しましたが、投資有価証券が1億11百万円減少したこと等によるものであります。

流動負債は、前連結会計年度末に比べ23億41百万円増加の47億6百万円となりました。これは主に、買掛金が19億53百万円、未払法人税等が3億23百万円増加したこと等によるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ2百万円減少の3億99百万円となりました。これは主に、その他が13百万円増加しましたが、退職給付に係る負債が11百万円、繰延税金負債が7百万円減少したこと等によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ6億12百万円増加の90億39百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が85百万円減少しましたが、利益剰余金が6億3百万円、自己株式の処分により80百万円増加したこと等によるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて13億30百万円増加し、71億11百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果獲得した資金は17億32百万円(前年同四半期は9億98百万円の使用)となりました。これは主に、売上債権の増加額が16億29百万円ありましたが、仕入債務の増加額が19億55百万円、税金等調整前四半期純利益が13億48百万円あったこと等によるものであります。
 
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は8百万円(前年同四半期は2億6百万円の獲得)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が6百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が3百万円あったこと等によるものであります。
 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果使用した資金は3億94百万円(前年同四半期は20億12百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額が2億89百万円、長期借入金の返済による支出が1億4百万円あったこと等によるものであります。

 

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。