売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E05162 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

■会社のミッション(Dream)

 当社は「船乗りの命を守りたい。地球の未来も守りたい」というDreamの実現に向けて気象・気候ビジネスを営んでいます。法人向け及び個人向けにサービスを展開しており、法人向けは陸・海・空のそれぞれの領域におけるインフラ企業をはじめとした様々な企業に、個人向けはアプリ・各メディアのプラットフォームを通じて一般のお客様に気象サービスを提供しています。

 

■各事業ドメインのサービス概要と対象市場

 法人向け事業のSea Domainはグローバルに展開しており、国や地域をまたぐ大型船舶の長期航海のサポートが主なサービスとなっています。また、Sky Domainは日本やアジアを中心としたエアライン向けに航空気象サービスを展開しています。Land Domain、及び個人向け事業であるInternet Domainは主に日本国内で展開しており、Land Domainは道路、鉄道といったインフラ企業をはじめとした様々な業種にサービスを提供しており、Internet Domainは自社アプリ「ウェザーニュース」のサブスクリプションサービス売上並びに広告収入で構成されています。

 

■AI活用で法人向け事業の運営効率化が進み利益体質化に寄与。当中間連結会計期間は増収増益で着地

 当中間連結会計期間においては、中期経営計画(2023-2025)の重点施策である「SaaSモデルによる新たな顧客層の開拓」「データ分析から始まる新たなAI型運営モデルの確立」が進捗しました。事業ドメイン別の取り組みは次のとおりです。

 

<Sea Domain>

 欧州市場では新規顧客獲得や既存顧客のアップセルが堅調も、特定の高単価顧客の失注が響きSea Domain全体では減収

 

<Sky Domain>

 アジアのエアライン市場にて新規顧客獲得、国内ヘリ市場での拡販が進み増収

 

<Land Domain>

 エネルギー市場で「WxTech data」、建設・物流・工場などの新市場で「ウェザーニュース for business」、「ソラテナPro」の拡販が進み増収

 

<Internet Domain>

 広告投資を含む自社メディアの強化施策を通じてユーザー数が増加し、サブスクリプションサービス売上や広告収入が増加

 

 その結果、連結売上高は12,133百万円(前年同期比4.5%増)となりました。ドメイン別売上高及び地域別売上高は次ページをご参照ください。

 

 費用面では、広告戦略の変更及び天候の影響により販売促進費が前年同期比で減少した他、AIサービスの研究開発とプロダクト化の推進に伴い通信費やデータ費が増加しました。また、法人向け事業ドメインにおいてAIを活用した運営効率化を推進したことで、前期初から累計で13,000時間/月の業務時間の削減を実現しました。その結果、人件費が前年同期比で減少するとともに利益体質化が更に進みました。

 

 その結果、営業利益は2,268百万円(前年同期比35.3%増)、経常利益は2,324百万円(前年同期比43.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,638百万円(前年同期比44.4%増)となりました。

 

 

 

事業領域

前中間連結会計期間

(自 2024年6月1日

至 2024年11月30日)

(百万円)

当中間連結会計期間

(自 2025年6月1日

至 2025年11月30日)

(百万円)

増減率

(%)

 

Sea

3,141

3,087

△1.7

Sky

654

742

13.5

Land

3,233

3,399

5.1

Internet

4,281

4,472

4.5

ストック売上 合計

11,310

11,702

3.5

フロー売上

299

431

44.1

総 計

11,609

12,133

4.5

(注)ストック売上:サービス提供の対価として継続的に発生する売上

フロー売上 :一時的な調査やシステム販売による売上

 

(参考)地域別売上高

地域区分

前中間連結会計期間

(自 2024年6月1日

至 2024年11月30日)

(百万円)

当中間連結会計期間

(自 2025年6月1日

至 2025年11月30日)

(百万円)

増減率

(%)

 

日本

8,592

9,132

6.3

アジア

1,659

1,659

0.0

欧州

1,135

1,209

6.5

米州

221

131

△40.6

合 計

11,609

12,133

4.5

 

 

(2)財政状態の分析

 当中間連結会計期間末の総資産は、現金及び預金などの増加により、前連結会計年度末に比べて303百万円増加し、26,061百万円となりました。また、負債合計額は、未払法人税等などの減少により、前連結会計年度末に比べて812百万円減少し、3,399百万円となりました。純資産合計額は、親会社株主に帰属する中間純利益を計上した一方で、前連結会計年度末の配当を行ったことなどにより、前連結会計年度末に比べて1,116百万円増加し、22,661百万円となりました。

 これらにより、自己資本比率は86.9%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等897百万円を支払う一方で、税金等調整前中間純利益2,324百万円を計上したことなどにより、1,201百万円の収入(前年同期1,366百万円の収入)となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支払などにより、116百万円の支出(前年同期112百万円の支出)となりました。

 また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより、774百万円の支出(前年同期661百万円の支出)となりました。

 現金及び現金同等物に係る換算差額28百万円を加算し、現金及び現金同等物の当中間連結会計期間末残高は17,309百万円(前年同期14,833百万円)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当社グループでは、長期ビジョンをもとに事業に取り組んでおります。なお、当中間連結会計期間において、対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

① 中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは「船乗りの命を守りたい。地球の未来も守りたい。」という夢に向かって、サポーターとともに最多・最速・最新の気象コンテンツサービスにより気象・環境に関する社会的リスクに対応する「気象コンテンツ・メーカー」になることを基本コンセプトとしており、気象コンテンツ市場のフロントランナーとして、独創的に新たな市場を創造しながら「サポーター価値創造」と企業価値の最大化を目指します。

 また、このコンセプトの実現のため、「世界最大のデータベース・業界No.1の予報精度・あらゆる市場におけるコミュニティー」をコアコンピタンスと考え、Full Service “Weather & Climate” Companyとなることが当社のミッションであると認識しています。

 

② 対処すべき課題(中期経営計画)

 当社グループは売上高、営業利益率、ROEを主要な経営指標としています。成長市場である気象コンテンツ市場においては、継続的な売上(ストック売上)が発生するサービスの拡販を実現することによって売上高成長を企業成長に結びつけることができると考えています。この認識に基づき2023年6月からの3年間について中期経営計画を策定しました。

 

詳細は当社HPの中期経営計画の資料をご覧ください。

https://jp.weathernews.com/irinfo/plan/

 

 

(5)会社の支配に関する基本方針

① 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要

 当社グループでは、民間の気象情報会社として「船乗りの命を守りたい。地球の未来も守りたい。」という夢を掲げ、気象が水、電気、交通、通信に続く第5の公共資産=公共インフラであると考え、世界中のあらゆる企業、個人の生命、財産に対するリスクを軽減し、ソリューションの提供などを通じた顧客の事業の効率化・最適化の機会の増大を実現する気象サービスを目指しております。また、当社グループは、サポーター自身が主体的に気象の観測(感測)、分析、予測、配信・共有に参加し、当社とともに価値を共創していく新しい気象サービスのあり方を追求していくことにより、社会や地球環境に貢献していきます。当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値の源泉を理解し、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上していくことを可能とする者でなければならないと考えております。言うまでもなく、上場会社である当社の株券等については、株主及び投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社取締役会としては、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、最終的には株主の皆様全体のご意思により決定されるべきであり、当社の株券等に対する大量取得行為の提案又はこれに類似する行為があった場合に、当社の株券等を売却するかどうかの判断も、最終的には当社の株券等を保有する株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近年わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大量取得行為の提案又はこれに類似する行為を強行する動きが増加しております。そして、かかる株券等の大量取得行為の中には、その目的等から見て企業価値及び株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株券等の売却を事実上強要するおそれがあるもの、対象会社の取締役会や株主が株券等の大量取得行為の内容等について検討しあるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買収者との協議・交渉を必要とするもの等、対象会社の企業価値及び株主共同の利益を毀損するものも少なくありません。当社としては、このような当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損する大量取得行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような者による大量取得行為に対しては必要かつ相当な対抗手段を講じることにより、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保する必要があると考えます。

 

② 基本方針の実現に資する特別な取り組みの内容の概要

 当社は、中長期にわたり企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最も優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、当社の中期経営計画の策定及びその実施、コーポレート・ガバナンスの強化、更に、業績に応じた株主の皆様に対する利益還元を従前どおり進めてまいる所存です。

 

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの内容の概要

 当社は、基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みとして、2023年8月19日開催の第37期定時株主総会において、当社株券等の大量取得行為に関する対応策の更新について株主の皆様のご承認をいただきました(以下「本プラン」といいます。)。本プランは、当社が発行者である株券等について、(ⅰ)保有者の株券等保有割合が20%以上となる買付けその他の取得若しくはこれに類似する行為、若しくは、(ⅱ)公開買付けに係る株券等の株券等所有割合及びその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付け若しくはこれに類似する行為、又はこれらの提案(買付等)を行おうとする者(買付者等)に対し、当社取締役会が、事前に当該買付等に関する情報の提供を求め、当該買付等についての情報収集・検討等を行う時間を確保した上で、株主の皆様に当社経営陣の計画や代替案等を提示したり、買付者との交渉等を行っていくための手続を定めております。なお、買付者等は、本プランに係る手続の開始後、(ⅰ)当社取締役会による評価、検討、交渉及び意見形成のための期間が終了するまでの間、又は、(ⅱ)取締役会により株主意思確認手続が実施された場合には、同手続が完了するまでの間、買付等を開始することができないものとします。買付者等が本プランにおいて定められた手続に従うことなく買付等を行う場合等、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益が毀損されるおそれがあると認められる場合には、当社は対抗措置(買付者等による権利行使は認められないとの行使条件及び当社が当該買付者等以外の者から当社株式と引換えに新株予約権を取得する旨の取得条項が付された新株予約権(本新株予約権)の無償割当ての実施)を講じることがあります。本プランにおいては、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施について、取締役の恣意的判断を排するため、対象となる買付等が本プランに定める手続を遵守しないものである場合、又は濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合を除き、(ⅰ)株主意思確認総会における株主投票により株主の皆様のご意思を確認する手続を実施することとしております。また、対象となる買付等が濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合であっても、(ⅱ)当社経営陣から独立した者のみから構成される独立委員会の判断を経る手続を実施することとしております。その上で、当社取締役会は、株主意思確認手続の結果に従い、又は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施に関する会社法上の機関としての決議を速やかに行うものとします。なお、当社は、上記①記載の基本方針、上記②記載の取り組み及び本プランの内容を、以下のウェブサイトにて公表しております。https://jp.weathernews.com/

 

④ 本プランに対する取締役会の判断及びその理由

 当社は、中長期にわたり企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、当社の中期経営計画の策定及びその実施、コーポレート・ガバナンスの強化、さらに、業績に応じた株主の皆様に対する利益還元を従前どおり進めてまいる所存です。これらの取り組みの実施を通じて、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を向上させ、その向上が株主及び投資家の皆様による当社株式の評価に適正に反映されることにより、上記の当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損するおそれのある当社の株券等の大量取得行為は困難になるものと考えられます。したがって、これらの取り組みは、基本方針に資するものであると考えております。また、本プランは、当社の株券等に対する買付等が行われる場合に、当該買付等に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が株主の皆様に代替案を提案するために必要な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために買付者等と協議・交渉等を行ったりすることを可能とすることにより、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保するための枠組みであり、基本方針に沿うものです。さらに、本プランは、関連する指針の要件等を完全に充足していること、株主意思を重視するものであること、取締役の恣意的判断を排除するために本プランの発動及び廃止等の運用に際しての実質的な判断を客観的に行う機関として独立委員会が設置されていること、合理的かつ詳細な客観的要件が充足されなければ発動できないように設定されていること、独立委員会は外部専門家等の意見を取得できる仕組みとなっていること、当社取締役の任期が1年であること、有効期間満了前であっても株主総会又は取締役会によりいつでも廃止することができるものとされていること等の理由から、株主の皆様の共同の利益を損なうものでなく、また、当社の役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。

 

(6)研究開発活動

    当中間連結会計期間の研究開発費の総額は11,764千円であります。

 

(7)従業員数

① 連結会社の状況

2025年11月30日現在

 

従業員数(名)

1,095 [78]

(注)1.従業員数は就業人員数であります。

2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。

3.上記のほか、派遣社員19名、委任・準委任の業務委託者86名が従事しております。

 

② 提出会社の状況

2025年11月30日現在

 

従業員数(名)

965 [78]

(注)1.従業員数は就業人員数であります。

2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。

3.上記のほか、派遣社員19名、委任・準委任の業務委託者86名が従事しております。