新日本製薬株式会社

ブランドなど:パーフェクトワン
化学化粧品プライムTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34965 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国をとりまく環境は、社会経済活動の正常化が進展したことに加え、インバウンド需要の伸長等、景気の緩やかな回復基調が続きました。一方で、世界的な原材料・エネルギー価格の高騰や、物価上昇による消費意欲の低下など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような市場環境のもと、当社グループは『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』というパーパスの実現に向けて、中期経営計画「VISION2025」に基づき重点課題に取り組みました。

通信販売において、化粧品の「PERFECT ONE」では、LTVを重視した広告投資戦略により想定通り進捗しました。「落とす・満たす・魅せる」の3STEPスキンケア提案を軸としたCRM戦略が奏功し、複数商品定期顧客比率が継続して上昇しました。また、福袋やナイトクリーム等の高単価な季節限定商品の好調が定期購入顧客の単価上昇に貢献しました。20代を中心に若年層の開拓が進む「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」では、新商品「パーフェクトワンフォーカス スムースクレンジングバーム ディープブラック」の発売等がECモール売上高の好調を後押ししました。ヘルスケアでは機能性表示食品「Wの健康青汁」への継続したデジタル広告投資による新規顧客獲得と既存顧客の高いリピート率により、引き続き売上高が拡大しました。これらにより国内外EC比率が19%へ上昇しました。

卸販売においては、「PERFECT ONE」のドラッグストア展開や「PERFECT ONE FOCUS」の展開店舗数が着実に増加したことや、Wellness Foodのコストコでの販売好調が売上高の拡大に貢献しました。

海外販売においては、当第2四半期より投資を開始する米国を含めたグローバル戦略として、既存の東アジア・ASEANは投資効率を重視した事業戦略の見直しを進めた結果、減収となりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は9,941百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は1,167百万円(前年同期比39.0%増)、経常利益は1,171百万円(前年同期比39.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は783百万円(前年同期比39.6%増)となりました。

なお、当社グループの事業セグメントは化粧品、ヘルスケアに関わる商品の通信販売、卸販売及び海外販売でありますが、卸販売及び海外販売の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。

 

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて、674百万円減少して24,827百万円となりました。これは主に、売掛金が129百万円、商品が250百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が980百万円減少したことによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べて、758百万円減少して5,082百万円となりました。これは主に、買掛金が110百万円、未払金が176百万円、未払法人税等が412百万円、賞与引当金が107百万円それぞれ減少したことによるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べて、84百万円増加して19,745百万円となりました。これは主に、利益剰余金が74百万円増加したことによるものであります。

 

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は24百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。