E35568 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末の流動資産は3,402,481千円となり、前事業年度末と比較して95,135千円減少しました。これは主に、売掛金が606,050千円増加し、現金及び預金が662,534千円減少したことによるものです。固定資産は141,640千円となり、前事業年度末と比較して31,996千円減少しました。これは主に、繰延税金資産が21,755千円、差入保証金が10,069千円減少したことによるものです。
以上の結果、総資産は3,544,121千円となり、前事業年度末と比較して127,132千円減少しました。
(負債)
当第3四半期会計期間末の流動負債は1,592,500千円となり、前事業年度末と比較して291,743千円増加しました。これは主に、短期借入金が450,000千円、未払金が69,718千円増加し、未払法人税等が179,907千円、買掛金が99,243千円減少したことによるものです。固定負債は42,595千円となり、前事業年度末と比較して4,391千円増加しました。これは、退職給付引当金が5,111千円増加し、リース債務が720千円減少したことによるものです。
以上の結果、負債合計は1,635,096千円となり、前事業年度末と比較して296,135千円増加しました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産は1,909,025千円となり、前事業年度末と比較して423,267千円減少しました。これは主に、自己株式が279,121千円増加し、繰越利益剰余金が148,813千円(配当金支払623,633千円、四半期純利益474,819千円)減少したことによるものです。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが5類へ移行されたことで、人流や個人消費の回復への動きが強まり、経済社会活動の正常化に期待が高まりました。一方で、長期化する地政学リスクや円安の影響による原材料及びエネルギー価格の上昇、為替相場の変動など、景気の先行きは未だ不透明な状況が続いております。
このような状況において、当社は3つの経営ビジョンの下(※1)、卵殻膜美容液の更なる認知度向上を狙った新たなテレビCMを放映しましたが、直販(EC)の新規顧客獲得数については、前年同期比で減少しました。しかしながら、前年の定期顧客基盤の拡大及び定期継続率の上昇が奏功し、売上高は前年同期比で増加しました。外販(OEM販売)においても、出荷が前年同期比で好調に推移しました。また、TV通販においても、年末の好調があり、前年同期をクリアしました。販売費及び一般管理費については、顧客獲得時の広告宣伝費が抑制されたことで、売上高の増加率に比して販売費及び一般管理費の増加率は緩やかに推移しました。
その結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高5,772,673千円(前年同期比19.2%増)、営業利益682,421千円(前年同期比132.8%増)、経常利益687,268千円(前年同期比130.0%増)、四半期純利益474,819千円(前年同期比130.7%増)となりました。
※1・先進諸国に到来する高齢化社会において、人々の健康、若さ、そして美しさの維持・向上による“生活の質”の向上という根源的なニーズに、“卵殻膜”を通じて貢献する。
・卵殻膜の多機能な効果及び効能を科学的に解明し、常にユニークで最高品質の商品開発にこだわり、それを世界に提供する。
・“卵殻膜”で、美容と健康分野において、新しい価値観を浸透させる。
なお、当社は卵殻膜ヘルスケア事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っておりませんが、売上高の販売チャネル別の内訳は、以下のとおりであります。
区分 |
前第3四半期累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
当第3四半期累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
増減額 (千円) |
前年同期比 (%) |
||
金額 (千円) |
構成比 (%) |
金額 (千円) |
構成比 (%) |
|||
TV通販 |
1,121,597 |
23.2 |
1,137,162 |
19.7 |
15,564 |
101.4 |
外販 (一般流通) |
225,469 |
4.7 |
296,398 |
5.1 |
70,929 |
131.5 |
外販 (OEM販売)※2 |
949,739 |
19.6 |
1,214,306 |
21.0 |
264,566 |
127.9 |
直販(EC) |
2,546,861 |
52.6 |
3,124,805 |
54.1 |
577,943 |
122.7 |
合計 |
4,843,668 |
100.0 |
5,772,673 |
100.0 |
929,004 |
119.2 |
※2 OEM販売額のうち、インターネット販売を主としているOEM先への売上高
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は43,316千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金需要のうち主なものは、商品及び原材料の仕入のほか、広告宣伝費、運送費等の販売費及び一般管理費であります。当社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金を基本としており、長期運転資金や設備投資につきましては、金融機関からの長期借入やリースによる調達を基本としております。
なお、当第3期四半期会計期間末における有利子負債の残高(リース債務含む)は1,001,200千円、有利子負債依存度(リース債務を含む)は28.2%であり、事業運営上、必要な資金を安定的に確保していると認識しております。また、当第3四半期会計期間末における現金及び預金の残高は725,809千円となっており、事業運営上、必要な流動性を確保していると認識しております。