売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01068 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年7月1日~2024年3月31日)における当社グループを取り巻く事業環境は、自動車の国内生産が、前年比で増加しました。但し2024年年明け以降は、一部メーカーでの認証不正問題と能登半島地震による部品調達の影響により供給制約が生じ、全面回復には時間を要する見通しです。光学機器および電子部品の生産額も、前年比増加に転じました。

当社グループの主要販売先である自動車機器業界への売上高は前年比32.8%増、光学機器業界への売上高は前年比21.5%増、電子部品業界への売上高は前年比8.9%増加となりました。

この結果、第3四半期連結累計期間の当社グループ業績につきましては、売上高は3,524百万円(前年同期比24.5%増)、営業利益は514百万円(前年同期比193.4%増)、経常利益は607百万円(前年同期比128.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は441百万円(前年同期比103.8%増)となりました。

前年の新型コロナウイルス感染症と半導体供給問題の影響により低迷していた売上高は、回復いたしました。営業利益につきましては、エネルギー価格高騰による電力費や設備投資に伴う減価償却費等の製造費用が増加したものの、販売数量増加と価格転嫁の効果もあり、前年同期比増益となりました。また経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、この期間の為替差損益と持分法による投資利益の変動の影響は小さく、前年同期比増益となっております。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、84百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

資産、負債及び純資産の状況

① 資産

当第3四半期連結会計期間末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ564百万円増加し、11,756百万円(前期末比5.0%増)となりました。これは主に、現金及び預金209百万円の増加及び有形固定資産306百万円の増加等によるものです。

② 負債

当第3四半期連結会計期間末の負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ48百万円増加し、2,343百万円(前期末比2.1%増)となりました。これは主に、支払手形及び買掛金66百万円の増加、未払法人税等90百万円の増加及び賞与引当金43百万円の増加等がある一方で、その他の流動負債115百万円の減少及び長期借入金41百万円の減少等によるものです。

③ 純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ515百万円増加し、9,413百万円(前期末比5.8%増)となりました。これは主に、利益剰余金374百万円の増加及び為替換算調整勘定139百万円の増加等によるものです。

これらの結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は80.0%(前連結会計年度末は79.5%)となりました。