売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01172 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、経済活動の正常化が進み、景況感は幅広い業種で改善したものの、地政学リスクの高まりや海外景気の下振れリスクなど、今後の予測が難しい状況が続いております。

 当業界におきましては、各種エネルギー価格の高騰が製造原価を圧迫するなど厳しい状況で推移しております。

 このような経営環境の中、当社グループでは業務効率化によるコスト削減に努めると同時に販売価格改定を進めるなど、売上目標達成と利益確保に尽力しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、国内市場の売上増により売上高70億74百万円(前年同期比1.4%増)となりました。利益面では、前年同期に計上した為替差益の反動減の影響などにより経常利益6億53百万円(同4.7%減)、「投資有価証券売却益」の計上などにより親会社株主に帰属する四半期純利益5億41百万円(同7.0%増)となりました。

 なお、当社グループは単一セグメントのため、製品別の業績を記載すると次のとおりであります。

 

 濾過助剤
 当期間におきましては、国内市場における清涼飲料向け、甘味料向け製品などの売上が増加しましたが、海外市場においては売上が減少しました。この結果、売上高は43億7百万円(前年同期比1.2%減)となりました。

 

 建材・充填材
 当期間におきましては、国内市場、海外市場とも主に各種充填材向け製品の売上が減少しました。この結果、売上高は10億99百万円(同2.7%減)となりました。

 

 化成品
 当期間におきましては、プール用をはじめ各種塩素剤の売上が大幅に増加しました。この結果、売上高は12億24百万円(同13.9%増)となりました。

 

 その他の製品
 当期間におきましては、各種化学品向け製品の売上が増加しました。この結果、売上高は4億42百万円(同7.7%増)となりました。

 

②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7億59百万円増加し、137億98百万円となりました。主な増加は、現金及び預金3億89百万円、投資有価証券3億33百万円であります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ74百万円増加し、63億55百万円となりました。主な増加は、支払手形及び買掛金1億67百万円であり、主な減少は、短期借入金61百万円であります。

 純資産は、前連結会計年度末に比べ6億85百万円増加し、74億43百万円となりました。主な増加は、利益剰余金4億46百万円、その他有価証券評価差額金1億52百万円であります。

 なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の51.8%から53.9%となりました。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は、総額86百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。