売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37506 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、当社は2023年12月22日開催の臨時株主総会における定款一部変更の決議により、決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更いたしました。その経過措置として、前事業年度は2023年4月1日から2023年12月31日までの9か月間となっております。このため、前第1四半期累計期間は2023年4月1日から2023年6月30日までの3か月間であり、以下の前年同期比較については、当該期間との比較により記載しております。

 

(1)経営成績の分析

当第1四半期累計期間における国内経済は、景気は足踏みも見られるものの、緩やかに回復しております。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、引き続き回復が続くことが期待されます。一方で、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが国内の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

このような環境の中、当社は協業パートナーとの連携強化、技術・製品サービスの強化及び事業の拡大に向けたデータサイエンス人材の確保に取り組んでまいりました。当第1四半期累計期間においては、アナリティクスコンサルティング事業におけるデータ利活用支援やAIモデル構築、AIプロダクト事業におけるR2Engineを中心とした各AIプロダクトの導入等により、売上が拡大いたしました。また、前事業年度からのデータサイエンス人材の採用強化施策の効果により、採用者数が伸長し、従業員数が順調に増加いたしました。

以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は256,420千円(前年同四半期比32.0%増)、営業利益は35,621千円(前年同四半期は営業損失3,492千円)、経常利益は35,371千円(前年同四半期は経常損失3,948千円)、四半期純利益は24,136千円(前年同四半期は四半期純損失3,046千円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産の部)

 当第1四半期会計期間末の資産合計は867,856千円となり、前事業年度末に比べ78,293千円増加いたしました。

 流動資産は635,484千円となり、前事業年度末に比べ81,581千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が55,012千円増加したことによるものであります。

 固定資産は232,372千円となり、前事業年度末に比べ3,288千円減少いたしました。これは主に、ソフトウエアが9,815千円減少した一方、無形固定資産のその他が6,498千円増加したことによるものであります。

(負債の部)

 当第1四半期会計期間末の負債合計は177,053千円となり、前事業年度末に比べ30,375千円増加いたしました。

 流動負債は164,053千円となり、前事業年度末に比べ30,375千円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が16,971千円増加したことによるものであります。

 固定負債は13,000千円となり、前事業年度末に比べ変動はありませんでした。

(純資産の部)

 当第1四半期会計期間末の純資産合計は690,802千円となり、前事業年度末に比べ47,917千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が24,136千円、資本金が11,890千円、資本準備金が11,890千円増加したことによるものであります。