売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37468 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、個人消費の回復や設備投資の持ち直し、経済活動の正常化及び雇用環境の改善等緩やかな回復傾向が見られました。その一方で、不安定な国際情勢による原油・材料価格等の高止まりや世界的な金融引き締め等の懸念材料が見込まれ、依然として景気の先行きは予断を許さない状況が続いております。

建設業界におきましては、公共建設投資は国土強靭化計画のインフラ対策等により堅調に推移し、民間建設投資におきましても、企業の設備投資意欲の高まりにより持ち直しの動きが見られましたが、建設資材価格の高騰や受注競争の激化、労務不足に伴う労務費上昇が顕在化しており、厳しい事業環境となりました。

このような状況の下、当第3四半期累計期間の受注高は18,397,123千円(前年同四半期比46.9%減)となりました。売上高は、25,309,374千円(前年同四半期比2.4%増)、営業利益は540,318千円(前年同四半期比78.4%減)、経常利益は541,844千円(前年同四半期比78.2%減)、四半期純利益は330,248千円(前年同四半期比83.5%減)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が10.1%に対して当第3四半期累計期間は2.1%となり、8.0pt低下しました。

 

セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。

(土木工事事業)

受注高は7,486,446千円(前年同四半期比26.1%減)、売上高は8,667,863千円(前年同四半期比23.7%減)、セグメント利益(営業利益)は850,625千円(前年同四半期比58.8%減)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が18.2%に対して当第3四半期累計期間は9.8%となり、8.3pt低下しました。

 

(建築工事事業)

受注高は10,910,676千円(前年同四半期比55.4%減)、売上高は16,628,321千円(前年同四半期比24.6%増)、セグメント損失(営業損失)は315,504千円(前年同四半期は営業利益430,955千円)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が3.2%に対して当第3四半期累計期間は△1.9%となり、5.1pt低下しました。

 

(その他)

売上高は13,188千円(前年同四半期比50.6%増)、セグメント利益(営業利益)は5,197千円(前年同四半期比10.9%増)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が53.5%に対して当第3四半期累計期間は39.4%となり、14.1pt低下しました。

 

② 財政状態

(資産)

当第3四半期会計期間末の資産合計は、31,670,579千円と前事業年度末と比べ3,468,081千円(12.3%)の増加となりました。主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等が14,687,262千円増加したものの、現金預金が11,410,176千円減少したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末の負債合計は、13,257,150千円と前事業年度末と比べ3,864,028千円41.1%)の増加となりました。主な要因は、電子記録債務が3,041,363千円、短期借入金が3,900,000千円増加したものの、支払手形・工事未払金が2,363,180千円減少したことによるものです。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末の純資産合計は、18,413,429千円と前事業年度末と比べ395,947千円2.1%)の減少となりました。主な要因は、四半期純利益の計上330,248千円、剰余金の配当721,082千円などによるものです。

 

(2) 研究開発活動

該当事項はありません。