売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01143 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動規制緩和により経済・社会活動の正常化が進みましたが、原材料価格の高止まり、円安の影響による物価上昇、労働者不足の深刻化などから、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社は継続的に原価低減をはかるとともに、受注に繋げる設計織込活動、工期短縮に資するプレキャスト化の提案に、CIM(3D空間モデル、3Dプリンターモデル等のデジタル技術)を活用するなどの取り組みを積極的に行いました。

その結果、当第3四半期累計期間は、売上高は49億8千4百万円(前年同四半期は46億8千7百万円)と前年同四半期に比べ増加いたしました。また損益面では、営業利益3億1千6百万円(前年同四半期は2億6千2百万円)、経常利益3億8千9百万円(前年同四半期は3億2千5百万円)と、それぞれ前年同四半期に比べ増益となりました。

これに特別損益を差し引きし税金費用等1億3千5百万円を控除した結果、四半期純利益は2億8千8百万円(前年同四半期は2億4千8百万円)となりました。

 

セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。

(コンクリート関連事業)

コンクリート関連事業は、売上高は49億5千万円(前年同四半期は46億5千1百万円)、セグメント利益は3億4千2百万円(前年同四半期は2億8千3百万円)となりました。

①コンクリート二次製品部門は、売上高は30億5百万円(前年同四半期は28億6千5百万円)となりました。

②工事部門は、売上高は3億5百万円(前年同四半期は2億9千3百万円)となりました。

③その他の部門は、工事用資材及びコンクリート製品に装着する資材等で、売上高は16億3千9百万円(前年同四半期は14億9千1百万円)となりました。

(不動産事業)

不動産事業は当社が保有するマンション等の賃貸収入で、売上高は3千3百万円(前年同四半期は3千6百万円)、セグメント利益は1千3百万円(前年同四半期は1千7百万円)となりました。

 

 

財政状態は、次のとおりであります。

  (資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は138億2千5百万円(前事業年度末に比べ3億4千5百万円の増加)となりました。流動資産は前事業年度末に比べ1億6百万円増加し、87億5千9百万円となり、固定資産は前事業年度に比べ2億4千万円増加し、50億6千1百万円になりました。流動資産の主な増減は、現金及び預金2億3千8百万円の減少、売上債権2億5千2百万円の増加であります。固定資産の主な増加は関係会社株式の時価評価による増加1億9千9百万円であります。

 (負債)

当第3四半期会計期間末における負債は30億9千6百万円(前事業年度末に比べ1千7百万円の減少)となりました。流動負債は前事業年度末に比べ1億5千万円減少し、22億3千7百万円となり、固定負債は前事業年度末に比べ1億3千2百万円増加し、8億5千9百万円になりました。流動負債の主な減少は、仕入債務の4千2百万円であります。

 (純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産は107億2千9百万円(前事業年度末に比べ3億6千3百万円の増加)となりました。主な増加は、利益剰余金1億1千7百万円、その他有価証券評価差額金2億4千5百万円の増加であります。その結果、自己資本比率は77.6%となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 記載すべき事項はありません。