売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38949 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当社は「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに掲げ、「企業と人がAIを自在に使いこなし、発展し続ける豊かな未来」の実現に向けて、「AIを搭載したソフトウエアの開発」と「デジタル組織の構築を支援するプログラムの提供」を主軸に、企業のAI活用/DX推進による成長を支援してきました。

 AIソフトウエアユニットでは、AI・データサイエンスの観点でデータの利活用により業務効率化等の新たな価値を創造するソリューションを提供しています。また、ChatGPTを組み合わせた自社SaaSプロダクトである「ChatMee」を中心に、生成AIビジネスへの展開も進めております。

 ビルドアップユニットでは、AI/DXに関わる組織及び人材の現状評価から必要人材(ビジネス領域及びエンジニア領域)の育成まで、AIの実装を実現するための組織開発に必要なパッケージ化されたサービスを一気通貫で提供しております。

 AI業界を取り巻く事業環境については、生成AIの登場でAIの利活用が急速に実用化へ近づいている状況であり、

日本における生成AI需要は2030年には2023年対比15倍に拡大し市場規模は1兆7,774億円になるとする予測(出典:JEITA「注目分野に関する動向調査 2023」)がされております。

 良好な事業環境のもと、組織開発からAIアルゴリズム開発まで完結したソリューションを提供できる当社独自の一気通貫モデルに加え、株式会社大塚商会等の資本業務提携先との連携を深化させながら、AIソフトウエア及びビルドアップ共に顧客基盤の拡充、継続性の高いプロジェクトを着実に積み上げております。また、DS-Hubの活用等により今後の成長に向けて優秀な人材の採用も順調に進んでおります。

 当第1四半期累計期間(2024年1月1日から2024年3月31日まで)においては、AIソフトウエアユニット及びビルドアップユニットにおける顧客数・プロジェクト数は堅調に推移し、売上高276,374千円、営業利益43,141千円、経常利益43,144千円、四半期純利益23,303千円となりました。なお、当社はAIソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、当社の販売実績を主な内訳に区分した売上高は、AIソフトウエアユニットは175,519千円、ビルドアップユニットは100,855千円となっております。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 流動資産は538,435千円となり、前事業年度末に比べ5,608千円増加いたしました。これは、主に現金及び預金が11,191千円増加したことによるものであります。

 固定資産は93,829千円となり、前事業年度末に比べ1,702千円増加いたしました。これは、主に有形固定資産が5,930千円増加したことによるものであります。

 この結果、当事業年度末における資産合計は632,264千円となり、前事業年度末に比べ7,310千円増加いたしました。

(負債)

 流動負債は192,946千円となり、前事業年度末に比べ16,302千円減少いたしました。これは、主に未払法人税等が18,209千円減少したことによるものであります。

 固定負債は該当ありません。

 この結果、当事業年度末における負債合計は192,946千円となり、前事業年度末に比べ16,302千円減少いたしました。

(純資産)

 純資産は439,318千円となり、前事業年度末に比べ23,613千円増加いたしました。これは、主に四半期純利益23,303千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。