株式会社くすりの窓口

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情報・通信業インターネットグロース

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資産

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配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38965 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社は、前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

(1)経営成績に関する説明

 当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が緩やかに持ち直しつつあるものの、ウクライナ情勢が長期化するなかで、エネルギー価格や原材料価格の高騰による物価の上昇や、円安等の影響を受け、依然として今後も先行きの不透明な状況が続くと見込まれます。

 医療情報システム業界におきましては、4月から始まったオンライン資格確認の導入の原則義務付けに加え、電子処方箋の取り組みも開始され、いわゆる医療DX化が国を挙げて推進されました。また一部医薬品の供給不安を踏まえ、後発医薬品の使用促進、地域支援体制加算等を含む診療報酬上の特例措置が2023年4月より始まり、12 月まで9か月間、時限的に適用されました。

 このような市場動向は、医療及び健康管理分野においてITを利用した様々なサービスを展開している当社にとっては好機と捉え、顧客基盤の拡大と、一般消費者に対するサービスの認知向上に努めてまいりました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高は6,259,391千円営業利益は1,101,298千円経常利益は1,101,585千円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は720,929千円となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

 当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末と比較して8,607,385千円増加し、17,159,195千円となりました。これは主に、短期借入金及びみんなのお薬箱事業の共同仕入サービスにおける支払期間と回収期間の差の一時的な影響により現金及び預金が7,827,510千円増加したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が720,912千円増加したことによるものであります。

 固定資産は4,142,449千円となり、前連結会計年度末に比べ475,183千円増加となりました。これは主にソフトウエア及びその他に含まれるソフトウェア仮勘定が384,901千円増加したことによるものであります。この結果、総資産は前連結会計年度末と比較して9,082,568千円増加し、21,301,644千円となりました。

 流動負債は、前連結会計年度末と比較して5,572,707千円増加し、14,698,194千円となりました。これは主に短期借入金が5,000,000千円増加及びみんなのお薬箱事業の共同仕入サービスにおける支払期間と回収期間の差の一時的な影響により未払金が193,215千円増加したこと、未払法人税等の増加222,000千円などによるものであります。固定負債は360,154千円となり、前連結会計年度末に比べ60,138千円増加となりました。この結果、負債合計は前連結会計年度末と比較して5,632,846千円増加し、15,058,349千円となりました。

 純資産は、前連結会計年度末と比較して3,449,722千円増加し、6,243,295千円となりました。これは東京証券取引所グロース市場新規上場に伴う新株発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,407,600千円増加したこと、並びに主に利益剰余金が708,897千円増加したことによるものであります。