売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01329 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による影響が長期化するなか、ワクチン接種の普及や政府による景気対策により経済活動は緩やかな回復基調にあるものの、感染力の強い変異株の流行により感染リスクが再拡大し、引き続き不安定な状況で推移いたしました。

このような状況の中、当社におきましては、これから需要が見込まれる分野を中心に、新サービスの開発や広告への投資等に取り組み、事業体制の再構築を推進してまいりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高14,294百万円(前年同期比6.4%増)、営業損失773百万円(前年同期 営業利益91百万円)となりましたが、有価証券運用益561百万円及び持分法による投資利益103百万円があり、経常損失135百万円(前年同期 経常利益99百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は142百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純利益322百万円)となりました。

当社グループ企業のセグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(食品流通事業)

当事業におきましては、2022年5月より開始した食肉卸部門の2023年4月分及び2022年7月より開始した業務スーパー春日部豊町店の2023年4月から6月分の売上が加算していること、全般的に食品・飲料・酒類の値上げが結果的に売上増に貢献していること、引き続き業務スーパーは他の一般的なスーパーマーケットより優位的な価格での販売を継続していることなどにより、売上は前年を上回りました。また、第1四半期より継続して取り組んでいる業務スーパー部門の青果・精肉の粗利益改善などが功を奏し、利益は前年同期と比べ増加しました。部門別では、業務スーパー部門はセグメント利益(営業利益)568百万円(前年同期比17.5%増)、食肉卸部門はセグメント損失(営業損失)52百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)25百万円)となりました。

その結果、売上高11,696百万円(前年同期比7.9%増)、セグメント利益(営業利益)516百万円(前年同期比14.8%増)となりました。

 

(酒類製造事業)

当事業におきましては、国内での売上は順調に伸ばしておりますが、輸出においては特に台湾向けの受注減少が大きく影響しており、ほぼ前年同様の売上高となっております。営業利益については、物価高騰及び貯蔵樽購入、製造設備の修繕などの費用増加による商品原価率が上昇し、また、シンENMA、シンprimeENMA等の広告費用372百万円が発生したためマイナスとなりました。

その結果、売上高1,455百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント損失(営業損失)は331百万円(前年同期 セグメント利益(営業利益)152百万円)となりました。

 

(教育関連事業)

当事業におきましては、原材料費高騰による影響など、教育関連事業を取り巻く環境は依然先行きの見通しが難しい状況の中、冬期講習会の映像配信に注力しましたが、制作費に見合う売上の貢献には至らず、また、教材販売や学内テスト、塾内テストの売上などが前年を下回ったため、営業損失は前年より拡大いたしました。

その結果、売上高1,129百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント損失(営業損失)592百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)135百万円)となりました。

 

(その他)

当事業におきましては、その他損害保険代理店業等を行っており、当第3四半期連結会計期間において、株式会社TransCoolの全株式を取得し連結子会社化したことに伴い看護事業が加わったため、売上高15百万円(前年同期比2498.4%増)となり、セグメント損失(営業損失)1百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)0百万円)となりました。

 

当社グループの財政状態につきましては、当第3四半期連結会計期間末における総資産は6,785百万円となり、前連結会計年度末に比べ563百万円増加いたしました。

これは主として、担保差入有価証券が548百万円、預け金が290百万円、前払費用が160百万円それぞれ減少しましたが、現金及び預金が501百万円、受取手形及び売掛金が387百万円、有形固定資産が218百万円、のれんが96百万円、投資有価証券が94百万円それぞれ増加したことなどによります。

当第3四半期連結会計期間末における負債は3,954百万円となり、前連結会計年度末に比べ791百万円増加いたしました。

これは主として、未払金が520百万円、負ののれんが57百万円それぞれ減少しましたが、支払手形及び買掛金が259百万円、短期借入金が720百万円、長期借入金が292百万円それぞれ増加したことなどによります。

当第3四半期連結会計期間末における純資産は2,831百万円となり、前連結会計年度末に比べ227百万円減少いたしました。

これは主として、利益剰余金が217百万円、その他有価証券評価差額金10百万円がそれぞれ減少したことなどによります。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

  前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分

 析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
  りません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業及び財務上の課題について重要な

  変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

   該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

該当事項はありません。

 

(7) 生産、受注及び販売の実績

該当事項はありません。