E31997 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年12月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により、社会経済活動の正常化が一段と進み、個人消費が回復するなど、景気に持ち直しの動きが見られました。一方で常態化する円安のほか、ウクライナ情勢の長期化を起因としたエネルギーコスト及び原材料価格の高止まりとそれに伴い長期化する物価上昇により、景気の先行きは、依然として不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「日本文化をもっと身近にする」、「私たちのおもてなしを世界に広げる」、「世の中を楽しく変えていく」の経営理念のもと、顧客の拡大に取組み、安定した収益の確保に努めてまいりました。
和装事業におきましては、店舗、教室及び催事での受注が前年同四半期を上回り、第3四半期連結累計期間としては過去最高を記録いたしました。11月には、"持続性″をテーマに3回目となるきものコンテスト「Universal Kimono Award 2023」を開催するなど、きものが本来持っている価値や新たな魅力、可能性を発信してまいりました。顧客への納品が進んだことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,082,735千円(前年同四半期比3.3%増)となりました。期初より計画しておりました、給与水準の引上げに伴う人件費の増加や受注獲得に向けた広告宣伝費の積極的な投下などにより、セグメント利益は594,245千円(前年同四半期比16.6%減)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末の受注残高は、4,810,661千円(前年同四半期末比1.8%減)となっております。
ウエディング事業におきましては、国内では前年同四半期に比べ施行組数が減少いたしました。一方で、1組あたりの施行単価は回復傾向となりました。昨年9月の中国子会社での新施設開業もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,797,559千円(前年同四半期比6.1%増)となりました。期初より計画しておりました、給与水準の引上げに伴う人件費の増加、中国子会社の新施設に係る地代家賃、減価償却費の増加などにより、セグメント利益は68,928千円(前年同四半期比70.1%減)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末の受注残組数は、1,099組(前年同四半期末比9.3%減)となっております。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高14,880,295千円(前年同四半期比4.0%増)、営業利益103,772千円(前年同四半期比75.2%減)、経常利益138,922千円(前年同四半期比66.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益114,194千円(前年同四半期比69.6%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は19,009,900千円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。
流動資産の残高は9,774,913千円(前連結会計年度比1.3%減)となりました。これは主に商品が162,082千円、レンタル商品が46,981千円、その他が123,059千円増加した一方で、現金及び預金が68,985千円、売掛金が412,747千円減少したことによります。
固定資産の残高は9,234,986千円(前連結会計年度比0.0%増)となりました。
負債につきましては14,932,744千円(前連結会計年度比1.4%減)となりました。
流動負債の残高は12,162,846千円(前連結会計年度比3.3%減)となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が65,799千円、未払金が248,870千円増加した一方で、短期借入金が510,000千円、前受金が164,779千円減少したことによります。
固定負債の残高は2,769,897千円(前連結会計年度比8.2%増)となりました。これは主に長期借入金が196,244千円増加したことによります。
純資産につきましては4,077,155千円(前連結会計年度比2.1%増)となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益114,194千円を計上したこと、為替換算調整勘定が90,758千円増加したこと、配当金115,786千円を支払ったことによります。
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。