売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32203 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費や設備投資が持ち直しつつある中、緩やかな回復が続くことが期待されています。一方で、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスク、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に注意が必要と思われます。

 このような状況の下、当社グループはテクノロジーを基盤として、バーチャレクス・コンサルティングはCRMをビジネスのドメインに、タイムインターメディアはWeb、文教・教育、AIなどをビジネスのフィールドとして、当社グループの持つコンサルティング、IT、アウトソーシングのノウハウを活用したトータルな支援を継続して行ってきました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,092,854千円(前年同四半期比2.2%増加)、営業利益258,840千円(前年同四半期比38.9%減少)、経常利益274,362千円(前年同四半期比37.4%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益95,500千円(前年同四半期比67.5%減少)となりました。

 

 セグメントの業績は以下のとおりです。

 IT&コンサルティング事業は、引き続き大型コンサル案件が堅調に推移し増収となる一方、前連結会計年度より開発に手数を要している案件で見込まれる損失を計上したこと等により前年同期比で減益となりましたが、当該案件は当期中に完了する予定でございます。

 その結果売上高は3,129,359千円(前年同四半期比8.8%増加)、セグメント利益は513,317千円(前年同四半期比6.7%減少)となりました。

 アウトソーシング事業は、新型コロナウィルス感染症の特需に伴う案件が収束する中、従前からの案件が堅調に推移する一方、新規案件の受注が伸び悩み、減収減益となりました。

 その結果、売上高は1,963,494千円(前年同四半期比6.8%減少)、セグメント利益は335,092千円(前年同四半期比23.8%減少)となりました。

 

②財政状態

(資産の部)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末より28,469千円減少し、3,416,094千円となりました。これは主に、前連結会計年度末より、現金及び預金が111,126千円減少したこと、前払費用が26,724千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債の部)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末より92,978千円減少し、1,728,386千円となりました。これは主に、未払法人税等が81,228千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産の部)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益95,500千円を計上したこと、新株予約権が8,738千円増加したこと、期末配当金の支払43,875千円等により、前連結会計年度末より64,509千円増加し純資産は1,687,708千円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額はありません。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。