売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32495 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

 社会人教育市場は労働生産性向上やリスキリングへの取組み、並びに人的資本経営を通じた企業価値向上など

を背景に底堅いニーズがあります。当第1四半期連結累計期間(自 2023年10月1日 至 2023年12月31日)に

おける社会人教育市場は、対面型研修の増加などにより拡大傾向にあります。

 この状況を受けて、当社グループでは顧客の様々な経営課題解決に向け、DX、リスキリング、健康経営推進等の研修・eラーニングのコンテンツや、人事サポートシステム・LMS(※1)「Leaf」等の分野で、新サービスの開発、他社提携の強化、並びに営業体制の強化を実施しました。

 講師派遣型研修事業では、対面型研修の実施回数が増加し、研修総実施回数は前年同期比9.1%増加しました。

 公開講座事業では、1開催あたりの研修受講者数は増加したものの、実施回数が前年並みであったため、総受講者数は前年同期比9.9%にとどまりました。

 ITサービス事業では、「Leaf」の有料利用組織数が増加し662組織(前年同期比111組織増、20.1%増)とな

りました。アクティブユーザー数は2023年12月末時点で306万人を超え、Leaf月額利用料(MRR※2)は堅調に増加、年間経常収益(ARR※3)は878百万円(前年同期末比33.1%増)となりました。カスタマイズ案件は、前年同期比36.4%増となりました。

 その他事業では、コロナ禍の収束に伴い、eラーニング・動画販売数が前年同期比16.9%減少しました。一方、映像制作ソリューションは、動画制作のカスタマイズのニーズが増加しました。

また、販管費率が40.5%(前年同期比0.6pt減少)となり、営業利益が増加しました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高2,870,380千円(前年同四半期比11.0%増)、営業利益1,061,338千円(前年同四半期比18.8%増)、経常利益1,061,980千円(前年同四半期比19.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は726,753千円(前年同四半期比19.0%増)となりました。

 

※1 LMS(Learning Management System):eラーニング視聴に必要な「学習(教育)管理システム」のこと

※2 MRR: Monthly Recurring Revenueの略称、月間経常収益

※3 ARR: Annual Recurring Revenueの略称、各期末月のMRRを12倍して算出

 

また、第22期第1四半期連結累計期間の事業種別毎の売上高は次の通りであります。    (単位:千円)

事業の名称

第22期第1四半期連結累計期間

(自 2023年10月1日

 至 2023年12月31日)

前年同期比

(%)

第21期第1四半期連結累計期間

(自 2022年10月1日

 至 2022年12月31日)

講師派遣型研修事業

1,571,737

112.4

1,397,919

公開講座事業

696,212

110.3

631,268

ITサービス事業

286,083

133.8

213,808

その他事業

316,347

92.0

343,822

合計

2,870,380

111.0

2,586,820

 

(注)当社グループは教育サービス事業の単一セグメントであり、セグメントに代えて事業種別毎に記載しております。

 

 

(2) 財政状態の分析

① 流動資産

当第1四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,293,056千円減少し、3,842,666千円となりました。これは主に現金及び預金が1,215,536千円減少したこと等によります。

② 固定資産

当第1四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べ55,759千円増加し、5,715,273千円となりました。これは主に投資その他の資産が72,784千円増加したこと等によります。

③ 流動負債

当第1四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ568,548千円減少し、2,253,789千円となりました。これは主に未払金が361,388千円減少したこと等によります。

④ 固定負債

当第1四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,488千円減少し、40,909千円となりました。これは主に資産除去債務が2,488千円減少したこと等によります。

⑤ 純資産

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ666,260千円減少し、7,263,240千円となりました。これは主に利益剰余金が367,689千円減少したこと等によります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。