売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38780 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものでありま

す。なお、当社は前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期

連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことにより、

経済活動の正常化が一段と進展しました。海外におきましては、ウクライナ情勢の長期化による世界的な資源

・エネルギー価格の高騰や中東情勢の緊迫化、円安による物価上昇の継続など、先行き不透明な状況が続いて

おります。

このような環境のもと、当社グループでは、すべては現場を基本としたリアルから見出し、まだお客様にない

視点での課題の「発見」から、不をなくすソリューションを提案し、課題解決によって「発展」へと繋げていく

ため、企業スローガンとして『発見を、発展へ(Discovery to Development)』を表明しており、全役職員が継

続的な成長と持続可能な社会の実現に向けた各種施策に取り組んでまいりました。

当第3四半期連結累計期間におきましては、ソリューション比率のさらなる拡大や適正在庫の見直し、納期

縮に加え、機能製品の価格見直しなどに取り組みました。また引き続き、高騰する原材料の安定調達に注力する

とともに、材料比率を意識したコストダウンと経営資源の効率化を進めました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は69億65百万円営業利益9億10百万円経常利益9億13百万円親会社株主に帰属する四半期純利益は5億73百万円となりました。

 

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

<コンベヤ事業>

 コンベヤ事業では、更新案件、リプレイス案件が前年同期比を上回るとともに、第1四半期に減少した新設

案件が復調したことから、売上高は64億71百万円営業利益は9億53百万円となりました。

 

<ロボットSI事業>

 ロボットSI事業では、第2四半期から第3四半期に移行した大口案件の検収が完了する一方で、別途更新案件の納期が翌四半期に変更となったことから、売上高は5億5百万円、営業損失は36百万円となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

  当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて40百万円減少し、99億21百万円とな

 りました。

  流動資産は前連結会計年度末と比較して3億13百万円増加し、62億53百万円となりました。主な増減の内訳 

 は、売掛金の増加1億18百万円、その他流動資産の増加2億21百万円等であります。

  固定資産については、減価償却の進行に伴い有形固定資産が89百万円減少しました。また破産更生債権等

とそれに係る貸倒引当金の取崩し及び繰延税金資産が減少した結果、投資その他の資産は3億9百万円減少

ました。その結果、固定資産は36億67百万円となりました。

 

  (負債)

  負債は、前連結会計年度末に比べて5億77百万円減少し、59億34百万円となりました。

流動負債は前連結会計年度末と比較して3億68百万円減少し、25億99百万円となりました。これは主に、

未払法人税等が3億82百万円減少したことによるものであります。

固定負債は前連結会計年度末と比較して2億9百万円減少し、33億35百万円となりました。これは主に、

借入金返済のため2億13百万円減少したことによるものであります。

 

  (純資産)

  純資産は、前連結会計年度末に比べて5億37百万円増加し、39億87百万円となりました。これは主に、前連結 

 会計年度末に比べ、利益剰余金が4億73百万円増加したことによるものであります。

  以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の34.6%から40.2%に上昇しました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

有価証券届出書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (7)生産、受注及び販売の実績

   当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

 (8)主要な設備

   当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画 

  の著しい変動はありません。

 

 (9)経営成績に重要な影響を与える要因

   当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について著しい変動はありません。

 

  (10) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

   当第3四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性について重要な変動はありません。