売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01713 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更されたことにより経済活動の正常化が進みました。一方、不安定な国際情勢や円安を背景に、資源・エネルギー価格高騰の影響が残るなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような状況のもと当社グループは、中期経営計画「持続的進化への挑戦 ~ 社会と共に成長する強いKITAGAWA ~」の最終年度に入り、環境の変化に合わせ、より機動的・能動的に市場の動きを捉えて収益機会を確実に獲得するとともに、将来に向けて持続可能な成長基盤を堅固なものとすることを目標として、引き続き3つの重点項目「既存事業での技術的深化と新規事業への経営資源集中による持続的成長の岩盤造り」「市場拡大に合わせた生産能力増強と収益性・競争力・製品/サービス品質向上の両立」「活力溢れる強い組織作りとそれを支えるデジタル化の推進」に取り組んでおります

この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,317百万円(前年同四半期比49.4%増)、営業利益451百万円(前年同四半期比129.1%増)、経常利益446百万円(前年同四半期比145.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益374百万円(前年同四半期比152.0%増)となりました。

なお、当社グループの主要製品は、案件毎に個別の仕様に基づいて設計・製造を行うため、納期・受注金額にバラツキがあり、大型案件になるほど売上までに長期間を要し、四半期単位での売上高が大きく変動するという特徴があります。

セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

(産業機械事業)

前連結会計年度は第3四半期連結会計期間以降に売上が集中しておりましたが、当連結会計年度は特定の四半期に納期が集中しておらず、当第2四半期連結累計期間においては、銅張積層板・多層基板成形用のプレス装置、自動車部品成形用プレス装置、搬送機械の売上が計画どおり順調に推移し、売上高3,246百万円(前年同四半期比52.5%増)、当セグメントの通期売上計画に対する進捗率55.4%となりました。利益面は売上高の増加に加え製造原価低減への取り組みの効果もあり、営業利益446百万円(前年同四半期比142.9%増)となりました。

(その他)

主要販売先への油圧機器の売上が減少したため、売上高71百万円(前年同四半期比22.0%減)、営業利益3百万円(前年同四半期比68.4%減)となりました。

 

財政状態は、次のとおりであります。

(資  産)

当第2四半期連結会計期間末の総資産は7,856百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,084百万円の減少となりました。増加の主なものは、現金及び預金222百万円、減少の主なものは、電子記録債権653百万円、仕掛品616百万円であります。

(負  債)

負債合計は4,022百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,415百万円の減少となりました。これは主に、電子記録債務251百万円、契約負債885百万円、その他流動負債242百万円の減少であります。

(純資産)

純資産合計は3,833百万円となり、前連結会計年度末に比べて331百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益374百万円の計上によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,720百万円となり、前連結会計年度末に比べて222百万円の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は363百万円(前年同四半期は300百万円の使用)となりました。収入の主なものは、税金等調整前四半期純利益446百万円、売上債権の減少額584百万円、棚卸資産の減少額617百万円、支出の主なものは、仕入債務の減少額232百万円、契約負債の減少額885百万円、未払金の減少額221百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は21百万円(前年同四半期は38百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出17百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は117百万円(前年同四半期は103百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出60百万円、配当金の支払額56百万円であります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たな発生はありません。

 

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、22百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。