売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01536 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済社会活動の正常化が進み、雇用・所得環境が改善する中で、個人消費、民間設備投資には持ち直しの動きがみられ、景気は一部に足踏みもみられるものの緩やかな回復基調で推移しました。一方で、世界的な金融引き締め等が続く中での海外景気の下振れによる国内景気下押しリスク、地政学リスクの高まり、資源価格や原材料価格の高騰、円安を背景とした物価上昇等に注意する必要がある状況となっております。

このような事業環境の下、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、34,220百万円前年同四半期に比べ9.1%の増加となりました。損益面におきましては、研究開発費・人件費等の販売費及び一般管理費の増加がありましたが、売上原価率の改善、売上高の増加による売上総利益の増加等により、営業利益は前年同四半期に比べ57.1%増加の3,305百万円となり、経常利益は、前年同四半期に比べ47.0%増加の3,553百万円となりました。また、固定資産撤去費用176百万円を特別損失に計上いたしましたが、投資有価証券売却益2,384百万円、固定資産売却益425百万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べ173.5%増加の4,277百万円となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

エンジニアリング事業については、売上高23,330百万円(前年同四半期比7.9%増加)、営業利益1,366百万円(前年同四半期比172.5%増加)となりました。

単体機械事業については、売上高10,889百万円(前年同四半期比11.7%増加)、営業利益1,938百万円(前年同四半期比21.0%増加)となりました。

財政状態におきましては、当社グループの当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,127百万円増加56,027百万円となりました。これは、現金及び預金の減少845百万円、政策保有株式を売却したこと等による投資有価証券の減少1,621百万円等がありましたが、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,590百万円電子記録債権の増加1,733百万円仕掛品の増加637百万円有形固定資産の増加1,369百万円、主として退職給付に係る資産の増加による投資その他の資産のその他の増加324百万円等の影響によるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ404百万円増加22,979百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金の減少569百万円賞与引当金の減少475百万円完成工事補償引当金の減少601百万円等がありましたが、契約負債の増加1,882百万円、流動負債のその他の増加98百万円等の影響によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ2,722百万円増加33,047百万円となりました。これは、政策保有株式を売却したこと等によるその他有価証券評価差額金の減少762百万円等がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加3,432百万円等の影響によるものであります。

 

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、449百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。