売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01666 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

① 財政状態の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ84億78百万円増加し、1,509億5百万円となりました。有利子負債については、前連結会計年度末に比べ6億21百万円減少し、50億82百万円となりました。純資産については、前連結会計年度末に比べ22億77百万円増加し924億58百万円となり、自己資本比率は61.3%となりました。

 

  ② 経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による各種規制が緩和され、インバウンド需要の回復などにより国内景気は緩やかな回復が見られるものの、原材料価格・エネルギーコストの高止まりや海外経済の成長鈍化など、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。

 このような状況のなか、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は513億93百万円(前年同期比17.8%増)、営業利益は48億82百万円(前年同期比84.0%増)、経常利益は48億23百万円(前年同期比84.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億9百万円(前年同期比69.7%増)となりました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

   [セグメント別の売上高]

(単位:百万円)

 

セグメントの名称

前第2四半期

連結累計期間

当第2四半期

連結累計期間

対前年同期比

 

 

 

 

 

 

 

 パッケージングプラント事業

 

24,910

 

 

28,417

 

 

+14.1

 

 (酒類用プラント)

(

1,370

)

(

1,327

)

(

△3.1

)

 (食品用プラント)

(

15,203

)

(

21,121

)

(

+38.9

)

 (薬品・化粧品用プラント)

(

7,285

)

(

4,771

)

(

△34.5

)

 (その他)

(

1,051

)

(

1,196

)

(

+13.8

)

 メカトロシステム事業

 

14,566

 

 

16,377

 

 

+12.4

 

 農業用設備事業

 

4,157

 

 

6,598

 

 

+58.7

 

合  計

 

43,633

 

 

51,393

 

 

+17.8

 

 

(パッケージングプラント事業)

 パッケージングプラント事業の売上高は、薬品・化粧品用プラントは注射薬バイアル充填ラインや柔軟剤などのトイレタリー製品用充填ラインが減少したものの、食品用プラントは国内向け調味料用充填ラインならびに国内および海外向け飲料用無菌充填ラインが増加したことから、前年同期に比べ増加しました。

 その結果、売上高は284億17百万円(前年同期比14.1%増)となり、損益面については、生産効率の改善に努めた結果、営業利益は39億82百万円(前年同期比58.5%増)となりました。

 

 

(メカトロシステム事業)

 メカトロシステム事業の売上高は、半導体製造装置は横ばいとなり、切断加工機は減少したものの、医療機器は欧州、北米、インドなど海外向けが増加したことから、前年同期に比べ増加しました。

 その結果、売上高は163億77百万円(前年同期比12.4%増)となりましたが、損益面については、付加価値の高い半導体製造装置の販売割合が減少したことから、営業利益は10億73百万円(前年同期比12.1%増)に留まりました。

(農業用設備事業)

 農業用設備事業の売上高は、蔬菜類向け選果選別プラントが増加したことから、前年同期に比べ大きく増加しました。

 その結果、売上高は65億98百万円(前年同期比58.7%増)となり、損益面については、売上高の増加に伴い操業度が向上したことから、営業利益は8億73百万円(前年同期比359.8%増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況については次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、51億69百万円の資金増加(前年同期は44億97百万円の資金増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が48億44百万円となり、売上債権及び契約資産の増加額22億52百万円、棚卸資産の増加額26億16百万円、未払金及び未払費用の減少額18億48百万円および未払又は未収消費税等の増減額11億60百万円による資金減少があったものの、非資金項目である減価償却費14億35百万円、契約負債の増加額41億1百万円および仕入債務の増加額31億36百万円による資金増加があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、8億72百万円の資金減少(前年同期は8億31百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出5億46百万円および連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2億69百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、17億35百万円の資金減少(前年同期は25億24百万円の資金増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出6億21百万円および配当金の支払額11億5百万円があったことによるものであります。

 これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より25億3百万円増加し451億63百万円となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(4) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第2四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億97百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。