売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01651 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う社会経済活動の正常化が進む一方で、世界経済においては、不安定な国際情勢の中、インフレの進行、エネルギー価格の高騰が続いており、さらに日本国内では、樹脂材料、鋼材等材料価格の高騰、円安の長期化による輸入価格上昇、継続的な物価上昇による消費停滞の懸念など、依然として先行きの見通しにくい経済環境が続いております。

当社が関係するプラスチック加工業界は、今後益々の合理化を進め、競争力を高めなければなりません。当社としても更なる省エネルギー、省力化の製品の開発を提案して行く方向にあります。

このような状況下、当第3四半期累計期間における売上高は、上記の厳しい市場の影響を受けながらも予定されていた成型機、リサイクル装置の売上計上が順調に進み前年同四半期と比べて増加しました。一方で、大型工事について追加工事コストが発生したため、現在、コストに対応する客先との追加契約を行う努力を続けておりますが、契約可能性については不透明な状況にあります。引き続き努力を行ってまいりますが、利益面では、営業損失、経常損失、四半期純損失という結果となりました。

以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は、26億6百万円と前年同四半期と比べ7億1千1百万円増加(前年同四半期比37.6%増)しましたが、利益面につきましては、営業損失1億3千9百万円(前年同四半期は1千4百万円の営業利益)、経常損失1億5千8百万円(前年同四半期は3百万円の経常利益)、四半期純損失につきましては、1億5千8百万円(前年同四半期は1千3百万円の四半期純損失)となりました。

 

事業部門ごとの営業概要は次のとおりであります。

 

[インフレーション成形機事業]

インフレーション成形機事業につきましては、予定されていた大型成形機の納入検収が順調に進み、売上高は前年同四半期と比較して増加しました。

 この結果、売上高は9億4千9百万円(前年同四半期比76.2%増)となりました。

 

[ブロー成形機事業]

ブロー成形機事業につきましては、予定されていた標準成形機の売上計上は順調に進みましたが、大型成形機の納入検収がなく、売上高は前年同四半期と比較して減少しました。

 この結果、売上高は1億4千8百万円(前年同四半期比62.8%減)となりました。

 

[リサイクル装置事業]

リサイクル装置事業につきましては、予定されていた大型リサイクル機の売上計上が順調に進み、売上高は前年同四半期と比較して大幅に増加しました。

この結果、売上高は12億3千9百万円(前年同四半期比82.1%増)となりました。

 

[メンテナンス事業]

メンテナンス事業につきましては、売上高は前年同四半期と比較して減少しましたが、予定どおりに売上計上が進みました。

この結果、売上高は2億6千8百万円(前年同四半期比2.8%減)となりました。

 

以上の結果、当第3四半期累計期間の財政状態は次の通りとなりました。

(資産)

当第3四半期累計期間における総資産は、前事業年度末と比較して1億4千3百万円減少し、35億8千9百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金並びに電子記録債権が3億3千6百万円、棚卸資産が3億4千1百万円増加した一方で、現金及び預金が6億1千3百万円、大型工事に関する契約資産が4億2千6百万円減少したことによるものです。

 

(負債)

負債につきましては、前事業年度末と比較して6千9百万円増加し、18億9千8百万円となりました。これは主に借入金が1億5千7百万円、前受金が3千9百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が9千3百万円減少したことによるものです。

 

(純資産)

純資産につきましては、前事業年度末と比較して2億1千2百万円減少し、16億9千万円となりました。これは主に四半期純損失1億5千8百万円計上し、配当金の支払額5千2百万円を計上したことによるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 (3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は、4百万円であります。