売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01577 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況


 当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)における国内経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費や企業収益が改善し、景気は緩やかに回復しております。他方、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするおそれと、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等のリスクが懸念される状況が続いております。

 当社グループにおきましては、受注高、完成工事高ともに、前年同期と同水準になりました。受注高は、メンテナンス分野では、定期修理工事の増加を主な要因として、前年同期に比べ増加しました。また、エンジニアリング分野では、大型工事の受注があった前年同期からの反動により前年同期に比べ減少となりました。完成工事高は、メンテナンス分野では、受注高と同様に定期修理工事の増加を主な要因として、前年同期に比べ増加しました。また、エンジニアリング分野では、改造工事や新規設備工事が減少したため、前年同期に比べ減少しました。

 

(財政状態)

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、1,105億31百万円で前連結会計年度末より、36億36百万円減少しました。これは、受取手形、完成工事未収入金及び契約資産が39億22百万円減少したこと等によるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、282億96百万円で前連結会計年度末より、25億88百万円減少しました。これは、支払手形・工事未払金が57億39百万円減少したこと等によるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、822億34百万円で前連結会計年度末より、10億48百万円減少しました。これは、利益剰余金が11億39百万円減少したこと等によるものであります。

 

 (経営成績)

 当第3四半期連結累計期間における業績につきましては、受注高は970億12百万円(前年同期比0.6%減)、完成工事高は1,022億81百万円(前年同期比0.2%減)となりました。また、営業利益は63億30百万円(前年同期比17.2%減)、経常利益は65億69百万円(前年同期比17.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は43億79百万円(前年同期比20.2%減)となっております。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は52百万円であります。