E01650 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における世界経済は、米国の通商政策による不透明感や欧米を中心とした高い金利水準が継続し、一部地域に足踏みが見られましたが、全体としては緩やかな回復基調となりました。日本経済においては、物価上昇が続きましたが、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、設備投資や個人消費に持直しの動きが見られました。
当社グループを取り巻く事業環境は、国内外での人件費高騰や人手不足に伴う省人化及び業務効率化のニーズが継続し、セルフ型製品への需要が堅調に推移いたしました。
こうした状況のなか、当社グループは、2024年4月からの3ヶ年を計画期間とする『2026中期経営計画』に基づき、「GLORY TRANSFORMATION 2026 お客様と共に未来を創造するグローリー」をコンセプトに、世界最高品質の製品群とソフトウェアプラットフォームを融合し、お客様の店舗DXをサポートする企業を目指し事業活動に取り組んでまいりました。
海外市場につきましては、金融市場では、欧州において、省人化や業務効率化ニーズに対応した製品・サービスへの堅調な需要を背景に、主要製品の販売が増加いたしました。リテール市場では、米州において、製品・サービスへの需要が堅調で、大手グローバルリテーラーへの導入が着実に進み、販売が増加いたしました。さらに、連結子会社間の合併に伴う事業統合作業や保守事業の内製化の進展等により、収益性が改善傾向にあります。欧州においては、フロント向け製品であるレジつり銭機の販売が堅調でありました。また、Flooidグループの売上高は前年同期並みでした。飲食市場においては、セルフサービスキオスクをはじめとしたAcrelecグループの販売が、一部の商談の延伸により減少いたしました。
国内市場につきましては、金融市場では、大口受注があった前年同期の反動により、販売が減少いたしました。また、流通・交通市場及び遊技市場においては、新紙幣対応に伴う製品の更新や改造作業が増加した前年同期の反動により販売が減少いたしました。しかしながら、全ての市場において、新紙幣対応がなかった2023年3月期中間期の売上高を上回りました。
これらの結果、当中間連結会計期間の売上高は、153,891百万円(前年同期比 16.9%減)となりました。このうち、製品及び商品売上高は、92,821百万円(前年同期比 20.3%減)、保守売上高は、61,070百万円(前年同期比 11.0%減)でありました。利益につきましては、営業利益は、6,853百万円(前年同期比 65.2%減)、経常利益は、5,946百万円(前年同期比 60.2%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は、3,373百万円(前年同期比 57.1%減)となりました。
セグメント別にみますと、次のとおりであります。
(金融市場)
主要製品である「オープン出納システム」及び窓口用「紙幣硬貨入出金機」の販売は、大口受注により販売が高水準であった前年同期と比べ、減少いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は、15,463百万円(前年同期比 42.7%減)、営業利益は、1,153百万円(前年同期比 78.1%減)となりました。
(流通・交通市場)
主要製品である「レジつり銭機」及び警備輸送会社向け「売上金入金機」の販売は、新紙幣対応により販売が高水準であった前年同期と比べ、減少いたしました。また、新紙幣発行に伴う改造作業の一巡により、保守売上高も減少いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は、26,390百万円(前年同期比 36.6%減)、営業利益は、481百万円(前年同期比 94.6%減)となりました。
(遊技市場)
主要製品である「カードシステム」及び周辺機器である「両替機」の販売は、新紙幣対応により販売が高水準であった前年同期と比べ、減少いたしました。また、新紙幣発行に伴う改造作業の一巡により、保守売上高も減少いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は、11,303百万円(前年同期比 31.0%減)、営業利益は、3,204百万円(前年同期比 41.8%減)となりました。
(海外市場)
米州では、主要製品である金融市場向け「紙幣入出金機<GLRシリーズ>」の販売は低調でありました。一方、リテール市場向け「紙幣硬貨入出金機<CI-Xシリーズ>」の販売は好調であり、売上高は、45,335百万円(前年同期比 1.9%増)となりました。
欧州では、主要製品である金融市場向け「紙幣入出金機<GLRシリーズ>」の販売は、好調でありました。また、リテール市場向け「紙幣硬貨入出金機<CI-Xシリーズ>」の販売は堅調であり、売上高は、44,491百万円(前年同期比 2.3%増)となりました。
アジアでは、リテール市場向け「紙幣硬貨入出金機<CI-Xシリーズ>」の販売は前年同期並みでありました。一方、「紙幣入金整理機」の販売は低調であり、売上高は、7,305百万円(前年同期比 17.9%減)となりました。
Acrelecグループの売上高は、14,202百万円(前年同期比 6.2%減)でありました。Flooidグループの売上高は、5,147百万円(前年同期比 2.3%増)でありました。
この結果、当セグメントの売上高は、97,131百万円(前年同期比 0.3%増)、営業利益は、2,220百万円(前年同期比 1,106.5%増)となりました。
その他の事業セグメントにつきましては、売上高は、3,603百万円(前年同期比 9.1%増)、営業損益は、206百万円の損失(前年同期は 240百万円の損失)となりました。
また、当中間連結会計期間末における財政状態は、次のとおりであります。
総資産は、前連結会計年度末に比べ8,648百万円減少し、428,168百万円となりました。主な要因は、棚卸資産5,808百万円の増加、及び、受取手形、売掛金及び契約資産11,203百万円、のれん3,956百万円の減少であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ3,950百万円減少し、201,196百万円となりました。主な要因は、短期借入金5,285百万円の増加、及び、賞与引当金2,574百万円、長期借入金2,368百万円の減少であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ4,698百万円減少し、226,972百万円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定1,933百万円の増加、及び、自己株式6,223百万円の取得等による減少であります。
この結果、自己資本比率は52.9%(前連結会計年度末は52.9%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、312百万円増加し、51,780百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、12,637百万円の収入となりました(前年同期は8,103百万円の収入)。これは、主に棚卸資産の増加5,622百万円、法人税等の支払1,565百万円等による資金の減少があった一方、売上債権の減少10,697百万円、減価償却費7,827百万円、税金等調整前中間純利益6,604百万円等の資金の増加があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,414百万円の支出となりました(前年同期は4,021百万円の支出)。これは、主に投資有価証券の売却及び償還による収入が337百万円あった一方、製品の製造に係る金型・治工具類にかかる有形固定資産の取得による3,225百万円の支出、ソフトウエア等の無形固定資産の取得による634百万円の支出があったためであります。
以上の結果、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの合計であるフリーキャッシュ・フローは9,223百万円の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,948百万円の支出となりました(前年同期は7,681百万円の支出)。これは、主に借入金の純増減額による3,024百万円等の収入があった一方、自己株式の取得による6,824百万円の支出、配当金の支払い3,299百万円等の支出があったためであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9,428百万円であります。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「1.事業等のリスク」に記載のとおりであります。