売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01961 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和にともない、個人消費の持ち直しや、企業収益が改善するなか、各種政策の効果もあって、景気は緩やかに回復してきました。

 当社の主要取引業種の外食産業においては、インバウンドの効果により全体として外食需要は回復の動きがみられました。一方で、原材料価格の高騰、人件費の上昇により依然として先行きが不透明な状況が続いております。

 海外経済では、景気の持ち直しが続いています。ただし、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や世界的な金融引締めが続く中、海外景気の下振れ懸念が、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。

 このような状況のもと、当社の主力商材である業務用冷蔵庫の販売も回復してきました。また、コロナ禍において衛生面の管理支援機器、非接触対応の業冷庫やHACCP(ハサップ)対応のIoT搭載機器など、新たな需要の取り込みを行ってきたことで、より幅広く店舗運営サポートを強化してまいりました。

 その結果、当第3四半期累計期間における経営成績につきましては、売上高35,430百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益6,757百万円(前年同期比24.6%増)、経常利益6,645百万円(前年同期比24.7%増)、四半期純利益4,524百万円(前年同期比33.0%増)となりました。

 

①財政状態の状況

(資産)

 総資産は、前事業年度末と比べて6,593百万円増加の92,664百万円となりました。

 この主な要因は、現金及び預金の増加5,837百万円、商品及び製品の増加953百万円であります。

(負債)

 負債は、前事業年度末と比べて3,524百万円増加の29,398百万円となりました。

 この主な要因は、未払法人税等の増加1,377百万円、支払手形及び買掛金の増加699百万円、流動負債の引当金のうち賞与引当金の増加553百万円であります。

(純資産)

 純資産は、前事業年度末と比べて3,069百万円増加の63,265百万円となりました。

 この主な要因は、利益剰余金の増加3,043百万円、その他有価証券評価差額金の増加26百万円であります。

 これらの結果、自己資本比率は68.3%となりました。

 

②経営成績の状況

(売上高及び営業利益)

 当第3四半期累計期間の売上高は、前第3四半期累計期間と比べて2,381百万円増の35,430百万円(前年同期比7.2%増)となりました。

 この主な要因は、製品売上高の増加2,143百万円(前年同期比12.7%増)、商品売上高の減少85百万円(前年同期比0.9%減)、点検修理売上高の増加349百万円(前年同期比5.0%増)であります。

 売上原価は前第3四半期累計期間と比べて717百万円増加の15,192百万円(前年同期比5.0%増)となりました。

 販売費及び一般管理費は前第3四半期累計期間と比べて330百万円増加の13,480百万円(前年同期比2.5%増)となりました。

 これらの結果、営業利益は前第3四半期累計期間と比べて1,334百万円増加の6,757百万円(前年同期比24.6%増)となりました。

(営業外損益及び経常利益)

 営業外収益は、前第3四半期累計期間と比べて4百万円増加の110百万円(前年同期比4.4%増)となりました。

 この主な要因は、受取補償金の増加5百万円であります。

 営業外費用は、前第3四半期累計期間と比べて22百万円増加の223百万円(前年同期比11.2%増)となりました。

 この主な要因は、スクラップ処分費の増加15百万円であります。

 これらの結果、経常利益は前第3四半期累計期間と比べて1,316百万円増加の6,645百万円(前年同期比24.7%増)となりました。

(特別損益、法人税等及び四半期純利益)

 法人税、住民税及び事業税を1,522百万円、法人税等調整額(借方)を598百万円計上いたしました。

 これらの結果、四半期純利益は前第3四半期累計期間と比べて1,122百万円増加の4,524百万円(前年同期比33.0%増)となりました。

③資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社の資金需要の主なものは、原材料の購入及び製造費、並びに販売費及び一般管理費等の経費の支払い、設備投資であります。

 以上をまかなうため、営業活動によるキャッシュ・フローを充てています。

 事業活動を支えていくためには、強固な財務基盤の構築が不可欠であり、当社としては、引き続き維持向上に努めてまいります。

④会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

 当第3四半期累計期間における研究開発活動全体の金額は、277百万円であります。

 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。