売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33247 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が弱まった一方で、ウクライナ情勢の長期化や世界的な原材料及びエネルギー価格の高騰等により、先行きの不透明な状況で推移しました。

 このような事業環境の中、当社はダイレクトマーケティング実施企業に対して、マーケティングの各局面において最適なソリューションを提供するべく努めてまいりました。また、積極的な人材採用を行い、営業力及び提供サービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は13,630,516千円(前年同期比2.5%増)、営業利益は417,254千円(前年同期比36.0%増)、経常利益は421,226千円(前年同期比33.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は279,785千円(前年同期比47.4%増)となりました。

 

 セグメント別の業績は以下のとおりです。

ⅰ)ダイレクトメール事業

 ダイレクトメール事業におきましては、充実した営業体制を基盤に、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開いたしました。また、EC通販市場の拡大に伴い需要が増加している宅配便等の小口貨物を取扱うフルフィルメントサービスについては、サービス提供体制の強化に努めました。一方で、9月に新たなフルフィルメントセンターの設立のための土地建物を取得しており、これに係る取得関連費用が発生しております。

 この結果、新規顧客の開拓及び既存顧客からの受注が堅調に推移し、売上高は11,900,884千円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は635,260千円(前年同期比2.7%増)となりました。

 

ⅱ)インターネット事業

 インターネット事業におきましては、コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化するとともに、これまで培ったWebサイトのコンテンツ制作ノウハウを活かしたバーティカルメディアサービス(注)にも引き続き注力いたしました。

 この結果、売上高は988,853千円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は201,026千円(前年同期比68.8%増)となりました。

(注)バーティカルメディアサービスとは、特定の分野に特化した自社Webサイトの運営を通じて、利用者へ有益な情報や各種サービスを提供するサービスです。

 

ⅲ)アパレル事業

 アパレル事業におきましては、子会社である株式会社ビアトランスポーツ(以下、ビアトランスポーツ)の販売体制の整備充実を図るとともに経営体制の強化を進め、ビアトランスポーツのサイトを通じた商品の販売の促進に努める一方で、為替やインフレ等の外部環境の影響を受けました。

 この結果、売上高は740,777千円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は42,477千円(前年同期比51.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産の残高は6,815,912千円となり前連結会計年度末に比べ、1,213,902千円増加しました。これは主に、建物及び構築物の増加498,627千円及び土地の増加860,840千円があった一方で、受取手形及び売掛金の減少172,701千円があったことによるものです。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は4,058,276千円となり前連結会計年度末に比べ、934,116千円増加しました。これは主に、長期借入金の増加1,084,608千円があった一方で、買掛金の減少155,858千円があったことによるものです。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は2,757,636千円となり前連結会計年度末に比べ、279,785千円増加しました。これは主に、利益剰余金の増加279,785千円によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。