売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33928 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染者数が抑制され、活動制限の緩和により消費活動が徐々に正常化に向かう一方、円安による為替相場の変動やロシア・ウクライナ情勢に起因する資源価格の高騰など依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のもと、当社グループにおきましては、安定的な収益基盤の確保とスタンダード市場における上場維持基準の適合に向け、事業の拡大及びコーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでまいりました。

 今後は、3つのセグメント(メディアプラットフォーム、アウトソーシング、エネルギー)それぞれの特性を活かしたポートフォリオ運営を行っていくことで企業価値の拡大を図って参ります。加えて、M&Aを通じた投資活動の促進により、インオーガニックの成長を加速化させていく考えであり、足元では、2024年5月末に太陽光関連商材の販売施工を行う株式会社Aoieを買収しました。

 これらの取組みの結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきまして、売上高は1,006,115千円(前年同期比4.3%増)、営業損失は62,624千円(前年同期は営業利益81,189千円)、経常損失は61,846千円(前年同期は経常利益81,533千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は65,572千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益43,295千円)となりました。

 

 

 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

 なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメントに組み替えた数値で比較分析しております。

 

a.メディアプラットフォーム

 当セグメントは、多数のオウンドメディアを通じて、幅広いユーザーに向けた情報発信メディアプラットフォームを運営しております。主なオウンドメディアは、ゲーム攻略サイト、マッチングアプリ情報サイト、転職者向け情報サイト、不動産及び地域情報サイト等になります。また、不動産メディアに絡めた不動産仲介店舗の運営も行っております。

 当セグメントにおきましては、新規オウンドメディアの開発やM&Aの実施による成長の結果、売上高が447,177千円(前年同期比11.3%減)、セグメント利益(営業利益)は27,840千円(前年同期比69.5%減)となりました。

 

b.アウトソーシング

 当セグメントは、顧客企業から受託するマーケティング活動に関連する業務及び営業コンサルティングに関連する業務をフィールドセールスとコールセンターにて行っております。また、これまで培ってきたマーケティングノウハウを活かし、ストック型の商材や自社製品の取扱いを推進し、収益の安定化に向けて製品開発を積極的に行っております。

 当セグメントにおきましては、取扱い商材の多角化を推進してきた一方、NHK業務の減少が影響し売上高が363,258千円(前年同期比8.5%増)、セグメント損失(営業損失)は6,496千円(前年同期はセグメント利益58,987千円)となりました。

 

c.エネルギー

 当セグメントは、太陽光パネルや蓄電池等の太陽光関連商材を販売しております。主に、一般ユーザー向けに対面コンサルティングやウェブコンサルティングなどを通じて、クリーンエネルギーの普及を目指しております。

 当セグメントにおきましては、売上高が186,852千円(前年同期比60.0%増)、セグメント損失(営業損失)は9,636千円(前年同期はセグメント損失13,638千円)となりました。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末の資産合計は2,399,924千円(前期末比22,229千円増)となりました。これは主に、のれんが139,039千円、商品が105,354千円増加したものの、現金及び預金が239,184千円減少したこと等によるものであります

 

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末の負債合計は1,411,915千円(前期末比137,034千円増)となりました。これは主に、買掛金が107,082千円、契約負債が58,149千円増加したものの、未払費用が53,835千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は988,009千円(前期末比114,804千円減)となりました。これは主に、利益剰余金が116,693千円減少したこと等によるものであります。

 

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)従業員の状況

① 連結会社

 当第1四半期連結累計期間において、株式会社Aoieの株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、同社の従業員数38名が当社グループの従業員に加わっております。

 

② 提出会社

 当第1四半期累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。