売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02007 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、個人消費が持ち直し、企業にも改善の兆しがみられましたが、国内における継続的な物価上昇や海外における地政学的リスクが懸念されるなど、その先行きに不透明な状況が続いております。

このような状況のもとで、当社は、国内では重電機器、一般産業、電鉄・車両業界、海外ではアジアや中東各国を重点に営業活動を行った結果、テレフォンリレーやI/Oターミナルが増加しましたが、汎用端子台やコネクタ端子台が減少したことから、売上高は2,747百万円(前年同期比1.8%減)となりました。

利益面におきましては、売上高が前年同期を下回りましたが、販売費及び一般管理費における経費の一部が低減したことから、営業利益は296百万円(前年同期比10.6%増)、経常利益は314百万円(前年同期比8.0%増)となりました。四半期純利益は、特別利益におきまして投資有価証券売却益104百万円を計上したことから、290百万円(前年同期比42.2%増)となりました。

 

売上の状況は次のとおりであります。

なお、電気制御機器の製造加工及び販売事業が売上高の90%超であるため、売上の状況につきましては、製品分類別に記載しております。

(制御用開閉器)

各種補助スイッチや鉄道車両用スイッチが減少したことから、売上高は687百万円(前年同期比9.5%減)となりました。

(接続機器)

大電流接触子が増加しましたが、汎用端子台やコネクタ端子台が減少したことから、売上高は1,124百万円(前年同期比7.8%減)となりました。

(表示灯・表示器)

鉄道車両用表示灯が増加しましたが、集合表示灯や各種表示器が減少したことから、売上高は338百万円(前年同期比3.3%減)となりました。

(電子応用機器)

テレフォンリレーやI/Oターミナルが増加したことから、売上高は540百万円(前年同期比23.8%増)となりました。

(仕入販売)

太陽光発電向けを主とした各種設備や部品販売が増加したことから、売上高は48百万円(前年同期比50.5%増)となりました。

(その他)

電気制御機器以外の売上高は8百万円となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

① 資産

当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末比242百万円増加し、11,112百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加98百万円、製品の増加42百万円及び投資有価証券の増加141百万円等によるものであります。

② 負債

当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末比88百万円増加し、790百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加23百万円及び賞与引当金の増加39百万円等によるものであります。

③ 純資産

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末比153百万円増加し、10,321百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加112百万円及びその他有価証券評価差額金の増加36百万円等によるものであります。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、96百万円であります。

なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。